インフルエンサーマーケティングの費用|見積の事例と効果を大公開

マーケティング

インスタグラムにおけるインフルエンサーマーケティングの費用と効果を知りたいあなたに、リアルな見積の事例を元に大体の相場と効果を検証します。これからインフルエンサーマーケティングを始める人は正しい知識を手に入れて、失敗しないインフルエンサーマーケティングを目指して下さい。

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インフルエンサーマーケティングの見積

インフルエンサーマーケティングの価格はフォロワーと影響力で決まってきます。無名な人であれば1円~2円程度。有名人だとフォロワー1人あたりが10円を超えたりすることもあります。

皆さんが一番知りたいのは見積だと思いますので、まずは見積を見てみましょう。

インスタグラム施策Aの見積

まずは無名な人の見積から。

施策期間人数合計フォロワー数コスト
施策A1/7~1/21まで3名281,800400,000円

インフルエンサー一覧

名前年齢属性フォロワー数
A子さん28モデル78,000
B美さん26インフルエンサー35,800
C絵さん23タレント168,000
合計281,800

フォーマットは各社違いますが、大体こんな感じで見積が来ます。この見積の場合、1フォロワー当たり1.42円のコストとなりました。

フォロワー1人当たりの単価もそうですが、もう一つ見るポイントは期間です。

この期間を過ぎるとインフルエンサーによっては投稿を消してしまいます。基本的にインフルエンサーとの契約は決められた期間に写真をアップすることですので、その期間が過ぎてしまえば消すのも残すのもインフルエンサーの自由になります。

無名な人はそれほど高くなく、1フォロワー当たり1円~2円でいけると思います。

また、商品を渡して写真を撮ってもらう場合、商品は別途実費でお支払いします。

インスタグラム施策Bの見積

そこそこ有名な人だとこんな感じ。

施策期間人数合計フォロワー数コスト
施策B1/7~1/21まで1名620,0002,000,000円

インフルエンサー一覧

名前年齢属性フォロワー数
あ〇〇23タレント620,000
合計620,000

フォロワー1人当たりの単価は3.22円に跳ね上がりました。単価で考えると倍以上しますが、影響力を考えると妥当なのかもしれません。

しかし、インスタで2週間写真を掲載しているだけで200万って…タレントさんは儲かりますね。

インフルエンサーマーケティングの相場

見積を見たところで1フォロワー当たりの相場はこのようになります。

  • 無名な人:1円~2円が相場。3円行くと高い
  • そこそこ有名な人:2円~4円が相場。渡辺直美クラスだと5円行くこともある

ここに業者の取り分がオンされているため、実際のインフルエンサーの取り分は7割ぐらいです。大体3割が業者の仲介手数料+ディレクション費というやつです。

また、フォロワー数が数万人程度のマイクロインフルエンサーとそこそこ有名な人を同時に使い、セット販売する方法もよく使われます。

相場が分かった所で、効果のレポーティングをご紹介します。

インフルエンサーマーケティングの効果レポート

効果検証はエンゲージメント率を使ってレポーティングします。早速、先ほどの施策Aのレポーティングを見てみましょう。

施策名期間人数フォロワーコストいいねエンゲージメント率
施策A1/7~1/21まで3名281,800400,000円7,0452.5%

インフルエンサー一覧

名前年齢属性フォロワー数投稿日いいねエンゲージメント率
A子さん28モデル78,0001/718712.3%
B美さん26インフルエンサー35,8001/98062.2%
C絵さん23タレント168,0001/124,3682.6%
合計281,8007,0452.5%

このように、投稿日、いいねの数、エンゲージメント率といったレポートが届きます。いいねの数は共感の数です。大体平均して2%~3%程度で収まります。

この結果を受けて、数字を検証してみましょう。

インフルエンサーマーケティングの結果を検証してみる

いいねの数で換算してみると、1いいね当たりの単価は56.7円になります。

共感を生むのに56.7円と考えると安いのかな?

ちなみに、インスタグラムはサイトに誘導できないので、56.7円だして何かしらのリスティング広告でランディングページに飛ばした方が売上に直結すると思います。

インスタグラムは、売上よりも共感を生むためのメディアです。ユーザーが作る商品のカタログと捉えるといいと思います。

最近では、インスタで写真をタップすると価格が表示されるサービスが立ち上がりましたが、やはりカタログ的な使い方が主な利用方法です。

インフルエンサーマーケティングのKPIはエンゲージメント率ですので、売上を期待してインフルエンサーマーケティングを行わないようにしましょう。何度も言いますが、ブランド認知度の向上が主な目的となります。

インフルエンサーマーケティングを行った方が良い企業

インフルエンサーマーケティングが向いている企業は次の通り。

  • インスタ映えを狙った商品アピールをしたい
  • 世の中で流行っている感を出したい
  • 商品におしゃれなイメージを付けたい

逆にこんな企業は向いていません。

  • お悩み系の商材が多い(ネガティブ系)
  • BtoB企業である
  • 短期決戦型の商材ばかり扱っている(継続的なブランドを見込めない)

自社の商品属性を踏まえてインフルエンサーマーケティングを行うかどうかの判断にしていただく必要があります。

もし、自社の商品をブランディングしたい場合は積極的にインフルエンサーマーケティングを展開するのはアリだと思います。その前に、インスタグラム自社公式アカウントを盛り上げる方が早いかもしれませんが、そこはケースバイケースで活用しましょう。

インフルエンサーマーケティングの費用まとめ

今回のまとめは次の通り。

  • 無名な人の1フォロワー当たりの相場は1円~2円
  • 有名な人であれば2円~4円
  • いいね数のエンゲージメント率は2.5%程度ぐらい
  • エンゲージメント換算で1いいね当たり50円~60円
  • ブランディングには向いているが売上直結はしない
  • 向いている企業と向いていない企業がある

インフルエンサーマーケティングはまだ各社試行錯誤しているようです。大成功した企業もいれば、大失敗した企業もいます。

まずは自社の商材をじっくり検討してから始めていきましょう。

インフルエンサーマーケティングに関する他の記事もありますので、合わせてご確認ください。

 

以上、インスタグラムにおけるインフルエンサーマーケティングの費用と効果についてでした。