提案力を身に付けるための3つのトレーニング法|研修いらずのお手軽訓練法

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提案力の研修やセミナーは沢山ありますが、もっと簡単に提案力を鍛えたいと思ったことはありませんか?提案力とは説明する力のことです。説明する力はトレーニングで十分鍛えることができますので、研修に頼らずとも提案力を身に付ける事ができる簡単な3つのトレーニング方法を紹介します。

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提案力とは

提案力を高めるトレーニング法の前に、まずは提案力とは何かの定義をしていきます。

ずばり、提案力とは相手と合意形成をするために、こちらの提案を説明する力のことです。説明するだけならば誰にでもできます。しかし、提案が上手い人、そうじゃない人がいるのは何故でしょうか。

それは、相手を納得させることができるかどうかです。相手を納得させることができない説明は単なる独り言と同じです。また、納得させただけではまだ提案力があるとは言えません。

納得してもらい合意してもらうこと

これが提案力なのです。しかも、提案力は鍛えることができます。もちろん最低限は相手にメリットが無いと合意はまでは難しいですが、メリットがしっかりあるのに決まらない場合は、提案力をトレーニングすることで決まるようになるかもしれません。

それでは、提案力を鍛えるトレーニングを見ていきます。

簡単な文節に置き換えるトレーニング

これが簡単そうで難しいのです。よく中学生でも理解できるようにと言われますが、あまり簡単にしすぎるとビジネスとして信頼性を担保できないのも事実です。その匙加減が難しいのですが、次の文例を見てみましょう。

今回、御社の商品を販売するにあたり、まずは認知度の向上が急務だと調査結果により分かりました。その際、当社の媒体を利用することで、御社のターゲット〇〇へのリーチ数は約100万人程度、コンバージョンは少なくとも2%を見込んでいます。このメディアにおける費用対効果はB社と比べ120%となっているため、露出度、コンバージョン共に自信をもってお勧めできます。

とてもメディアの提案ぽいですよね。これを中学生でも理解できるレベルにするとこんな感じ。

今回、御社の商品を売るためには、まずはお客さんに知ってもらうことが大切だと調査で分かりました。当社の〇〇(実名の広告媒体)に載せることで、約100万人に見てもらうことができます。その内の2%、約20,000人が実際に買ってくれるものと思われます。実際にB社と比べても、費用は〇〇円ほど安いため、お客さんに知ってもらう、買ってもらうための広告として自信をもってお勧めできます。

だいぶ理解しやすくなってきました。思ったよりも幼稚じゃありませんよね。文節の置き換えトレーニングのポイントは次の通りです。

  • できるだけ文節を短くする
  • 横文字は使わない
  • パーセントではなく実数で伝える
  • 認知、費用対効果、コンバージョンなどの専門用語は使わない

たったこれだけのポイントをおさえるだけで、意味がすっと入ってくる文章になるわけです。中学生レベルの文章でも全然問題ありません。流石に御社や当社ぐらいの用語は混ぜないとビジネスレベルが疑われますのでご注意を。

専門性と提案力は別物です。専門用語を羅列してしまうと、相手に高圧的なイメージを抱かせてしまいます。このように、普段から中学生でも理解できるレベルを意識するトレーニングを行いましょう。

要点をまとめるトレーニング

提案において、沢山伝えたいことがあるのは分かりますが、伝えることが多すぎると相手が混乱してしまいます。人は3つ以上は中々覚えられません。前アップルの社長、故ステーブジョブスも、新製品発売のプレゼンテーションでは、どんなに機能が増えていても3つに絞ってプレゼンテーションを行っていたそうです。

あれもこれもとなると、結局何が言いたいの?となりかねません。例えばこんな感じ。

弊社の商品はB社と比べ、価格が安く高品質です。さらには味においても間違いなく歴代一番であり、その他、容量増加、パッケージデザインのリニューアルなど、様々な点においてB社を上回っております。

一番のポイントが分かりません。もう少し要点を絞りましょう。

弊社の商品はB社と比べ、品質、味、価格において勝っていると断言できます。まずは品質面においてはHACCP認定を受けた工場を使っております。味は有名な〇〇シェフ監修いただきました。最後にすべて自社生産によりこの価格を実現しました。

このように、要点を絞って特にアピールできる所だけをクローズアップすることで、その商品の特徴を覚えてもらうことができます。様々な面で優位性があるイコール、特徴が際立っていないのです。特徴を覚えてもらう為にも、最高でも3つの要点に絞るトレーニングを行いましょう。

要点をまとめるトレーニングのポイントは次の通り。

  • できるだけ1つの要点に絞る。多くても3つまで
  • 3つの要点の中にも順番を付ける
  • 相手にとってのメリットで要点を変える

あれもこれも言いたいのは分かりますが、ポイントをおさえた説明に方が、相手に理解されやすいのです。また、相手にとってのメリットは味なのか価格なのかで、ポイントを変える必要があります。お客さんは一つではありません。相手のニーズにマッチした提案を行うように心がけていきたいものです。

ロジカルに説明するトレーニング

説明するためには、ロジカル性を持たせるのが効果的です。ロジカル性とは、物語のことではありません。原因と結果が繋がっていることをロジカル性のある説明と言います。

例えば、こんな文例を見てみましょう。

弊社のサービスを導入することで、コスト削減、管理メンテナンス性のアップ、セキュリティの確保、業務の見える化、しいては働き方改革までも改善されていきます。特に働き方改善は政府主導の認定プログラムを受けているため、導入後すぐに効果を実感いただけると確信しております。

何が言いたいのかよくわかりません。もう少しロジカル性を持たせてみましょう。

弊社のサービスを導入することで、働き方改革、セキュリティの確保、コスト削減の3つを実現することができます。このサービスは〇〇により、一人で運営をすることが可能なサービスとなっております。その為、セキュリティ対策を始めコスト削減に繋がり、しいては残業を含めた働き方改革にも対応できるサービスが実現できたのです。さらにこのサービスは政府の認定も受けているため導入後すぐに実感いただけると確信しております。

少しロジカル性を持たせてみました。バラバラにメリットを話すより、ぐっとイメージがつかみやすくなったのではないでしょうか。

ロジカル性を持たせるトレーニングのポイントは次の通りです。

  • 結果と原因が繋がるようにする
  • AがBだからBはCのような演繹法を使う
  • 先に結論を述べておく

このように、ロジカル性を持たせることで、原因と結果を連鎖させることができ、結果的に説明にまとまりがでてきます。まさにロジカルシンキングです。

最後に

提案力のお手軽トレーニング法はいかがだったでしょうか。提案力は考え方を少し変えるだけで、比較的簡単に身に付くものです。まずは相手の視点に立って、どのような提案だとうれしいのかを模索することです。それからトレーニングを行い、説明する力を付けることで、おのずと提案力は上がってきます。

その他、営業や企画に必要な力の付け方の記事がありますので、ご参考にどうぞ。

 

提案力は営業や企画の力に即使える力ですので、日々意識していきたいものです。