同じキーワードで記事を書くと評価が下がり検索結果が下がるかもしくは圏外になるという噂があります。 実際に同じキーワードの記事を複数書くと順位はどうなるのかやってみました。
同じキーワードを使いまわすとSEO的に不利になる根拠は?
SEO的に同じキーワードの記事を乱発するのはあまりよろしくないというのを多く見かけますが、 はたしてそうなのでしょうか。
不利になると言われているのは、次のような理由からです。
- せっかくのタイトルタグなどがもったいない
- Googleの検索結果は同じドメインで最大4ページまでという制限
- 同じキーワードで記事を書くなら一つにまとめたほうがよい
- 重複コンテンツとして見なされる可能性がある
1.のパターンは理解できます。
「マーケティング基礎その1:マーケティングの4P」などのシリーズタイトルをつけた場合、 たしかに、タイトルタグはもったいない気がします。
「マーケティング基礎その1」だけで、12文字も使っています。
2.のパターンも仕様上というのであれば納得できます。
逆に言えば4つまでは同じキーワードでOKという解釈もできます。
3.のパターンは、そもそも「マーケティング基礎」のようなコンテンツを一つにまとめるのは不可能でしょう。
それこそ、本一冊分がまるまま同じ記事だと、嫌気がさしてしまいます。
この場合は、もちろん分けていいと考えます。
しかし、4.のパターンが重複コンテンツとして見なされるかどうかは違う気がします。
マーケティング基礎というキーワードで重複でペナルティを受けてしまうのであれば、 SEO等に特化したブログなどはそもそも「SEO」の検索キーワードで検索されないはずです。
しかし、SEOで検索されてきているので、重複とされるかどうかは、やはりコンテンツの内容次第でしょう。
ということで、重複したキーワードがSEO的にどうなるのか実験してみました。
対象キーワードはもちろんアイドマの法則です
今回、実験に選んだのはこの記事となります。

いつも実験に使われる被験者気質の記事です。
以前の実験では、文字数を増やすとどうなるかの実験でした。
https://damema.net/article/42/
結果的に言うと、微妙な順位増加で終わってしまったので「アイドマの法則」をメインキーワードとして、 その他情報を追加した記事を書いてみました。
https://damema.net/article/54/
アイドマの法則が何故古いと言われているかにクローズアップさせた記事となります。
この記事を上げる前と、上げた後で「アイドマの法則」の各記事の順位を計測しました。
まずは結果から・・・
アイドマの法則とは|AIDMAの法則を合コンに例えて分かりやすく解説
この記事は「アイドマの法則」で検索すると、27位→13位に(PCでの検索結果)
アイドマの法則はなぜ古いと言われているのかを広告の歴史と共に説明する
この記事は「アイドマの法則 古い」で検索すると3位になりました。(PCでの検索結果)
検索ボリュームが少ないとはいえ、1位になる意味は十分ありますね!
ほぼ同じキーワードですが、逆に検索結果が良くなるという事態になりました。
この結果を踏まえ、それなりの考察をしてみました。
同じキーワードが入っていても内容が違えば重複コンテンツと見なされない
Googleは記事を読んでいます。
ということは、当たり前のことですが、内容が違えば同じ記事とされないのでしょう。
そして、よりキーワードとして近しいものを表示してくれるのではないでしょうか。
今回で言えば「アイドマの法則」というキーワードに対しては合コンネタの記事が上がり、 もう少し焦点をしぼった「アイドマの法則 古い」というキーワードでは、何故古いのかにフォーカスした記事が上位に食い込んでいます。
つまり、内容が違えば重複とはならないようなシステムをGoogleは持っているといえます。
それでは、逆に重複とされるのはどういった場合があるか。
それは、同じくAIDMAの概念的な説明の記事であれば、重複として見なされる可能性があります。
逆に、AIDMAのAだけにしぼった記事であれば、それほど重複としてカウントされないのかなと感じました。「アイドマのAttention部分をひたすら詳しく例題をだして解説する」みたいな記事ならOKだと思います。
Googleは、ユーザーが求めている情報を検索上位にする使命があります。
そういう意味でも「アイドマの法則」と「アイドマの法則 古い」は、求めているものが違うという判断されたのかもしれません。
重複していないと判断されたと仮定して、今度は検索順位が上がったという現象を考察してみます。
何故昔の記事の順位も上がるのか
これは以下の理由が考えられます。
- 単純に記事が増えたことによりドメインパワーが付いた
- 内部リンクの効率化によりサイトの巡回性が増した
- 同じキーワードの詳細記事を書いたことで専門性が増した
1.については、そのまま、記事が増えるということは、それだけコンテンツ力があるということですから、 単純にGoogleからの評価が上がったパターンです。
2.はもちろん、記事を増やすことでお互いに内部リンクを張るようにしました。
読んでくれたユーザーが別記事を読みやすくする導線を確保することで、サイトへの滞在時間が延びたため評価が上がった。
3.については、同じキーワードの記事を複数もつことで、そのサイト自体が専門的なものとして認識されたパターンです。
今回の実験で言えば「アイドマの法則」について、2つも内容の違う記事があったため、専門性というポイントが増加したのではないかと考えます。
1~2については、たぶんその通りなのでしょう。
27位の当時から見て、サイトとして12記事も増えたためです。
また、滞在時間が延びることは、それだけ記事としての評価を上げることになります。
実は、今回の一番のポイントは3.の専門性にあると考えています。
専門性が増すとその分野で上位になりやすくなる
この専門性、別の言葉でいうと「特化」です。
ブログをはじめるなら特化型とよく言いますよね。
ノンジャンルで初めてしまうと、それぞれの記事パワーが分散してしまい、SEO的にはあまりよろしくないというアレです。
なので、できるだけ焦点を絞って運用したほうが、ブログとしてのパワーが付きやすいというものです。
この場合「アイドマの法則」に対して、専門性が増すことで特化型になり、結果、それぞれの順位が良い結果になったのかなと考えています。
これもロングテール的な発想で、マーケティングに特化しているより、 さらに狭いアイドマに特化した方が、より上位になりやすくなるのではないでしょうか。
結局、同じキーワードの記事はやるべき?
内容が違うもの、もしくはより深い内容であるなら積極的にやったほうが良いと判断します。
というのも、先ほどお伝えしたとおり「特化」することで、そのキーワード・ジャンルでの検索結果が上位に上がる可能性があるからです。
また、同じキーワードというのは、記事内リンクなどで読まれやすいため、 結果として滞在時間が延びる、PVが増えるなどといったプラス面が期待できるからです。
ちなみに、同じ「アイドマの法則」として、記事を合体した場合、1万文字は超えてしまいそうですので、 これはこれで最後まで読んでくれない可能性があります。
ただし、冒頭でお話していたように、Googleは同じキーワードでの検索結果を4件までしか出さないとありました。逆にいえば、4記事程度までは、同じキーワードを狙っても検索結果としては現れる可能性があるわけです。
これは積極的に狙いにいく方が、全体的な底上げにはなるのかなと思います。
逆にしてはいけないことは?
散々既出ですが、同じ内容はやめましょう。
これは明らかに重複コンテンツとして見なされる可能性があります。シリーズもののタイトルをつけるのもやめましょう。
SEO的にもったいないのは確かです。
シリーズ化したいのであれば、カテゴリを一つ作ってあげて、そこで連載するといいかもしれません。
タイトルだけ変えるのはやめましょう。
今回の実験とは逆ですが、タイトルタグだけ変えて中身はほとんど同じ場合は、 もちろん重複コンテンツとして何かしらのペナルティの可能性があります。
まとめ
ユーザービリティという基準がすべてにおいて適用されるのがGoogleです。
今回の結果は、良い感じに転んでくれました。
結局、ユーザーが知りたい情報を、できるだけ詳しく記事にすることが最重要であって、 重複タイトルでも何でも、コンテンツ自体がユーザーが知りたい情報とマッチしていれば評価されるということです。
もし、順位を上げたいのであれば、一度、同じキーワードで複数の記事を書いてみるのもいいかもしれません。
ちなみに、この結果は、あくまで当サイトの結果であって、責任は負えませんのでご了承下さい。
2018/12/25追記:
ずいぶん放置していた記事ですが、ほぼ順位も安定してきています。1ページ目に出ることは確認できておりますので、同じキーワードで少し違った意味の記事を量産するのはアリだと思います。例えば、アイドマであれば「アイドマの法則 古い」「アイドマの法則 使える」「アイドマの法則 起源」と言う形で、複合ワードで1つだと見做すといくらでも記事は量産できそうです。