DECAXとは|SNS時代の新しい購買行動モデルを例題で徹底解説

マーケティング

情報過多の時代では繋がりが情報を選ぶ

インターネットの普及により、情報はどこでも仕入れることができるようになりました。

さらに、インターネットの始まりの時代は、そこまで爆発力は無かったのですが、 SNSの普及により、その情報は爆発的に広がるようになりました。

つまりは、インターネット上のコンテンツはSNSにより、爆発する可能性が高くなったということです。

ただし、情報は毎日様々なものが作られています。それこそ、一人で読むのは無理があるほど情報過多です。 そんな中、SNSというある意味ローカルなつながりにより、消費者はそのつながりの中で情報を選ぶ時代になりました。

結果、マスの時代のような情報によって繋がるのではなく、人の繋がりから始まる情報力の方が強いという現象が起きています。

どんな良いコンテンツだろうが、どんなに良い情報だろうが、そこに繋がりがなければ、見向きもされないということです。

見向きしてもらうためには発見してもらう事が大事

それでは、発見されるためには、どうすればいいか。

これは、もうメディア側・企業側がSNSを行うしかありません。 今までは、一方的な情報の押し付けで住んでいた広告の分野に、SNSというコミュニケーションツールが登場したのです。

そして、SNSの情報過多により、普通のマスメディアではユーザーを動かす力が弱まってきたため、 企業側もしっかりとしたコンテンツを用意し、ユーザー目線になる必要がでてきています。

企業側も発見される必要があるのです。 この、発見される必要があるため、出てきたのはコンテンツマーケティングであり、DECAXの考え方なのです。

DECAXの概念をマーケティングで使うと

概念が分かってきたところで、実際に実務で使う場合はどうするのかを考えてみましょう。

DECAXは発見共有型ですから、まずは発見してもらえるようにしないといけません。 それにはまず、コンテンツファーストです。

いかにユーザーの為になるコンテンツを用意するか。コンテンツとして共感してもらえるかがポイントです。 この、コンテンツ作りを疎かにすると何も始まりません。戦う前から負けています。

良いコンテンツを作る事。これがファーストステップです。

次に、エンゲージしてもらわなければいけません。できればSNSでコミュニケーションしたいですよね。 つまり、次のステップはSNSアカウントを作る事。

Twitter、Facebook、Instagram。最低限このSNSの公式アカウントを作ってください。Lineなんてのもいいですね。

次はもちろん、商品を確認・購入してもらなくちゃいけないわけです。 SNSを見ていて、いいなと思った商品があったら、すぐに行動できるような仕掛けをつくりましょう。

ダイレクトインという仕組みや、いまは、Instagramなんかで直接購入できるプログラムが試験運用されています。 いち早くこういった、SNSからの購入をできる仕組みを取り入れるといいと思います。

最後に、共有できる仕組み作りですが、全部SNSでやっているのであれば、勝手に共有してくれます。

逆に言えば、体験が悪いものだったとしたら、散々な結果が待っていますので、サービス・商品の品質には十分気を付けてください。

DECAXモデル

DECAX まとめ

SNSにはじまったDECAXモデル。

インターネットとSNSが普及することにより、マスメディアの力が弱くなってきたこと。

そして、消費者個人が情報を発信できるようになったこと。

ポイントは、重要なのはコンテンツではなく、ユーザー目線になることです。

ユーザー目線になって、ユーザーが何を考えているか、何を楽しいと思っているのかを考えることで、 自然とコンテンツはできてくるのだと思います。

売る事ではなく、「買うと楽しい」をユーザーと一緒になって考えることがDECAXモデルを攻略するには大切です。

他の購買行動モデルとしてアイドマの法則も下記記事にて書かせていただいておりますので、合わせてどうぞ!

アイドマの法則とは|AIDMAの法則を合コンに例えて分かりやすく解説