憧れの企画職に就けたはいいものの、実際に仕事をしてみると自分には向いていないかもと悩んだりしていませんか?アイデアを出したり、企画書を書いたりと難しい事ばかり。自分には向いていないかもと諦める前に一度チェックしてみてください。
企画が向いていないと悩んだ時に見直すポイント
企画職が向いていないと感じたことは誰にでも一度はあります。例えば、
- 良いアイデアが出なくて会社に残業続き
- 企画書を書いても突き返される
- 自分の考えた企画が実行できない
こんな時はどうしても「自分には企画は向いていないかも」と思ってしまいます。
どんな優れたマーケターであろうとも、商品企画の人であろうとも必ず通る道ですので安心してください。それでもまだ「向いていないかも」と思う場合は、次の項目を見直すことをおすすめします。
- 企画の仕事が好きか
- 企画の仕事をしようと思ったきっかけを考える
- 今の仕事でキャリア形成はできるのか
- 仕事にやりがいを感じているか
- 尊敬する上司がいるか
- 職場の環境雰囲気はどうか
それでは、それぞれのポイントを見ていきます。
企画の仕事が好きか
「向いていない」と「好き嫌い」は別です。今は向いていないと感じているかもしれませんが、根本的にその仕事は好きですか?
好きかどうかは次のように考えると判断できます。
- 企画を考えていると時間を忘れる
- どんなものを見てもついつい企画の視点で見てしまう
こんな状態であれば、あなたは企画が大好きなはずです。
好きで続けたいのに、うまくいかないので向いていないと感じている状態です。
企画の仕事をしようと思ったきっかけを考える
あなたが企画の仕事に目覚めた理由はなんでしょうか。誰かの企画をみて、こんな企画を作ってみたいと思ったはずです。そのきっかけを思い出してみてください。
きっかけを思い出すポイントは次の通りです。
- 感動したCMや商品を思い出す
- 今やっている仕事は誰かに夢を与えられる仕事か
もし、感動したCMや商品をすぐに思い出せるようであれば、あなたは企画職に対して情熱があります。さらに、他の人にも夢を与えられる仕事だと判断できるのであれば、あなたの感動を人にも伝えることができます。
今の仕事でキャリア形成はできるのか
日々同じような業務が続くと、ふと考えてしまいますよね。このまま続けてていいんだろうかと。いくら企画職と言えども、常に企画を考えているわけではありません。そんな時、今の仕事は自分のキャリア形成になるのかを考えましょう。
- 今の仕事がキャリア形成に必要な理由を上げる
- 目標をもって仕事をこなす
- 実感できるまで勉強する
もし、自分でキャリア形成が見えない場合は、周りの人に聞くようにしましょう。同僚や上司、友達など誰でも構いません。アウトプットすることによって、見えないものが見えてきます。
仕事にやりがいを感じているか
仕事においてやりがいは特に重要です。やりがいを感じていないと、どうしても仕事が手抜きになってしまいます。いまやりがいを感じていないのであれば、やりがいを感じるように仕向ける必要があります。
- 仕事が単純作業になっていないか
- 最終のお客さんの顔をイメージできているか
単純作業だとどうしてもやりがいを感じるのが薄くなってしまいます。そんな時は思い切って、他の仕事も並行して行いましょう。また、この企画によってお客さんが喜ぶイメージをしてあげると、どんな仕事もやいがいが出てきます。
尊敬する上司がいるか
上司が尊敬できないと仕事の未来が見えないのは事実です。上司の仕事はすごい企画を作ることではありません。あなたをうまくマネージメントすることです。能力やスキルで上司を見るのではなく、もう少し違った視点で見てみるとどうでしょうか。
- 上司は完璧ではない同じ人間
- それでも尊敬できなければ反面教師に
どうしても尊敬できない上司は反面教師にしましょう。ただ、上司だけは自分の気持ちで変えられないのも事実です。ただ、その言葉はあなたの為を思ってかも知れません。
職場環境の雰囲気はどうか
職場環境は自分では中々変える事ができません。その中で、こんな問題がでていないかチェックしてみましょう。
- 残業が多い
- パワハラ・モラハラ・セクハラが当たり前
- 教育制度が無い
このような内容が当てはまっている場合は、向いている向いていないの問題ではなく、あなた自身が環境を変えた方が良い事案です。逆に雰囲気が良い会社の場合は、もう少し頑張る事をおすすめします。
仕事は慣れるまで個人差がある
チェックしてみていかがだったでしょうか。環境的に問題が無く、自分も企画が好きだと自覚できた方はもう少し同じ職場でがんばってみましょう。
仕事に慣れるための時間は人それぞれです。いきなりできてしまう人もいれば、3年たってもできない人もいます。
今回のチェック項目で企画が好きだと再認識できた場合は、間違いなく向いています。ただ慣れるまで時間がかかっているだけです。
結局、企画の仕事は継続していかないとうまくこなせないものがほとんど。悩むよりも先に慣れろというしかありません。
やっと掴んだ企画職を勿体ないというのが本音です。
チェックポイントから判断する4タイプ
今回のチェックポイントで、あなたの状態は次の4つのうちのどれかに当てはまります。
- 企画も好きだし職場環境も良い
- 企画はやっぱり向いていないけど職場環境は良い
- 企画は好きと認識できたけど職場環境が悪い
- 企画は好きじゃなくて職場環境も悪い
企画も好きだし職場環境も良いと判断された人は、もう何も悩む必要はありません。このまま、今の企画職でスキルアップを目指してください。きっとすごい企画マンになれます。
企画はやっぱり向いていないけど職場環境は良いと判断した人は、別の部署に異動願いを出してみて下さい。ほかに向いている仕事が見つかるかもしれません。ジョブローテーションなどの精度があるのであれば、早めに打診して下さい。
企画は好きと認識できたけど職場環境が悪いと判断した人は転職しましょう。他の企画が出来る会社を目指して一日でも早く転職することをおすすめします。
企画も好きじゃなくて職場環境も悪いと判断した人は、そこで働く理由はまったくありません。別の会社を探して、企画以外の職種を目指す方が良いでしょう。
先のタイプで転職と判断したら
企画が好きな人の場合は、職種は変わりませんので、自然に転職ができると思います。今までのキャリアを職務経歴書に落とし込んで転職をしちゃいましょう。
問題なのは企画が好きじゃないと判断された人です。企画職から別の職種に転職になりますので、企画職をどのように別の職種で活かすかを考えなくてはいけません。
そして、自分に向いているのは営業なのか事務なのかという問題も出てきます。企画職が比較的移りやすいのは営業職です。元々顧客にニーズを捉えるのが上手い企画職は営業職になってもやっていけることでしょう。マーケティングが分かる営業職なんて非常に重宝されます。
ここまで読み進めていただいた方は、何かしらの決意を決めている人です。一度自分のキャリアを見直し、転職の道を考えてみてはいかがでしょうか。
転職に関する記事もありますので、ご参考になればと思います。