企画職のアイデア発想法|発想力を高める為の訓練無し実践強化法

マーケティング

企画職におけるアイデア出しは仕事の要です。そんなアイデア発想力を高める方法は数あれど、概念的なものが多く、実際のワークにおいては中々使い物になりません。今回はより実践的な発想力を高める方法を共有したいと思います。実際のワークで使ってみても良いアイデアが出ることは実証済み。かなり実践向きですよ!まったく訓練が必要ありませんので、今すぐにでも使える考え方です。

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企画職のアイデア発想法はたくさんある

企画職においてアイデアは命です。その為、様々なアイデアトレーニングであったり、アイデア発想法といった書籍が発売されています。

どれもこれも素晴らしいアイデア発想法ですが、実践で使うとなるとどれを使っていいのか分からなくなった経験ありませんか?

KJ法だったり、マインドマップだったり、どれもこれも少し訓練が必要な発想法です。どちらかというとアイデアをまとめるフレームワークばかりだったりします。

正直、企画職にとっては、まとめる前のアイデアが沢山でてきた方がありがたいのは間違いありません。まとめるのは大体ファシリテーターがやってくれたりするので、まずはアイデアが欲しいといった企画マンはたくさんいるはずです。

その他、アイデアを出す方法といしてたくさんの情報がWEBに掲載されていますが、速攻でこれといったものは中々でてきません。

一般的な考え方は実践向きじゃない

WEBで検索すると発想法を鍛えるとか高めるといった記事を見ますが、どれも抽象的です。例えば、こんな回答みたことありませんか?

固定概念を捨てる

固定概念を捨てれるのであればすでに捨てています。捨てられなくてアイデアが出ないから発想力を高めるだったり、発想力を鍛えたいと思っているのです。

固定概念は思った以上に頑固で、中々捨てることはできません。簡単に固定概念を捨てろと言われても、実践で使うには少々訓練が必要になります。

そもそも固定概念は捨てられないから固定概念なのです。

人と話す

人と話すことで、新しい気づきが得られるというもの。たしかにその通りですが、人と話していてもアイデアはすぐに出るものではありません。

人と話をしてアイデアを気づくためにはそもそものインプットが必要です。このインプットが無いと人と話をしていても、それがアイデアに繋がると認識できないからです。そういう意味でもすぐに使える方法とは言い難いです。

特に企画職の人は一人でもくもくする作業が多め。人と話す敷居も考えなければいけません。

遊ぶ

遊びはインプットの一つとしては非常に有益なものですが、そもそもどうやって遊べば発想力が高まるのか解説しているところは見当たりません。発想力を高める意味においては、遊ぶは重要な要素ではありますが、こちらも実践向きとは言えないのが現状でしょう。

 

このように、一般的に言われている発想力を高める方法は実践において難しいものばかり。

時間をかけて高めるという目的に対しては解決になっているのかもしれませんが、このような記事を探す人にとっては発想することが急務なはずです。

少しだけ待ってください、発想力・アイデア力を高めるまえに、そもそも発想力とは何か覗いてみましょう。発想力とは何かを考えることで少しだけ考え方が柔らかくなります。

発想力とは

発想力とは何でしょうか。簡単に言うと、今ある問題を解決するためのアイデアを出す力を発想力と言います。会議などで煮詰まったとき「よし発想を変えてみよう」なんて場面ありませんか?そもそもの考え方や物の見方を変えることが発想に繋がります。

例えば逆発想なんてのはよく使います。

どうやったら消費者に早く荷物を届けることができるのか?が課題だったとします。リードタイムを短くする?受注取り込みの周期を短くする?リアルタイムに物流センターとつなぐ?などのアイデアが出てきますが、どれも最適化されていて、中々革新的なアイデアが出ません。そしてその時誰かが言いました。

「そもそも早く届ける必要あんの?遅くてもいいんじゃね?」

これが発想の転換です。こうして、遅い理由がを消費者に理解してもらう為の施策を考え始めました。

根本的に論点が変わった瞬間です。

 

このような”アイデア”を出すことが発想力と呼ばれるものです。

発想力は二つの視点があります。

それは問題を解決するか、問題自体を問題なくするのかです。

 

先ほどの例にとれば、問題のすり替えです。問題自体を問題とみなさなくする方法です。

もう一つが真面目に最適化する方法です。

どちらにしても、問題の本質からは抜け出すのが難しく、今ある問題に囚われてしまいます。

 

今回ご紹介するアイデア法は、まったく別の視点を取り入れることがポイントとなります。

それは掛け合わせの発想法です。

発想したいモノ×別カテゴリの有名ブランド=奇抜なアイデア

これが実践でも使える豊かな発想力を鍛えるための考え方です。例題を考えてみましょう。どんなものでも構いません。

ここでは仮に新しいスイーツの開発を任されたとします。甘いもの?クリームたっぷり?季節のフルーツを使う?そんな当たり前の発想ばかりしていては、新商品と言い難いと思います。

そこで別カテゴリの有名ブランドを掛け合わせます。

  • 冬のスイーツ × 任天堂 = ファミスイーツ
  • 冬のスイーツ × 資生堂 = 食べるとお肌がつやつやスイーツ

これはあくまで一例ですが、何か商品開発できそうですよね。スイーツを開発しようと考えたとき、どうしても人は競合他社の情報ばかり見てしまいがちです。

それをあえて避けるために、全く別のジャンルのブランドだったら、このスイーツをどう作るのかイメージする発想法です。

これが意外と現場でもすぐに理解してもらえるプラス、まったく違ったアイデアが出てきたりします。少しスイーツよりに話をしましたが、以前同じワークをやったときに出た答えがこんな感じでした。

  • スキンケア × 任天堂 = Aボタンを押すたびに化粧品が抽出できる連射型スキンケア、Aボタンなら美容液、Bボタンなら乳液、連射で性能が変わる

まったくもって化粧品なのかどうか分からないレベルですが、確かに面白そうです。ここから、ボタンを押したら適量な量が出て効果音とかあったら面白くね?みたいな発想にまで進化することができました。

発想力は一度突き抜けないと中々面白いアイデアは出てきませんので、違うジャンルと組み合わせることでイメージを突き抜けさせることが必要なのです。

別のジャンルをたくさんインプットする

この発想力を高める方法は、どれだけ別ジャンルのブランドを知っているかがキモになります。そういう意味でもやっぱりインプットは大切です。

しかし、そのインプットは日ごろの生活で結構満たされていると思いませんか?例えば、Appleが化粧品を作ったらなんて回答意外と発想しやすいと思います。

発想は「もし」の世界です。もし~ならばを常時考えるようにするだけで、面白いアイデアはたくさん出てくるようになります。

そういった意味でもいつも同じ業界ばかり見ずに、別の展示会にいくとか、WEBを探すとかして、発想力を高めていきたいですね!

まとめ

「たった一つの」とタイトルで掲載しましたが、いかがだったでしょうか。簡単で使えるフレームだと思います。冒頭で書いた通り、現場でも面白いアイデアが沢山でてくる考え方ですので、一度試してみてください。

とはいえ、発想力はやっぱりインプットが必要です。いろんなジャンルのものを見聞きする努力は日ごろ行っていきたいものですね。

企画職でアイデア出しをするときにはかなり使える考え方ですので、一度現場で試してみて下さいね!おすすめはゲーム会社×ブランドです。本当に変なのが出てきますよ。

他にも企画力、提案力についての記事も書いておりますので、ご参考ください。