オージェイティ (OJT) とは

OJTとは、On-the-Job Trainingの略で、要は仕事をしながら訓練するよという意味。訓練用のスクリプトが無い会社に多く、ほとんどの中小企業がこのOJTを中心とした教育メニューになっている。

教育はどのようになっていますか等の質問に対し、弊社はOJTですと伝える会社は、まず教育制度が無いと思って良い。一見カッコよく見えるが、実際は中身の整っていないと同義である。

ただし、職人の世界等、完全にOJTと経験でしか育たない業界があるのも確か。そういう業界に飛び込んで、教育制度が無いなどのクレームを言うのはお門違いなのでやめておこう。

反対の言葉として、OFF-JTというのもあり、こちらは、仕事現場を離れてトレーニングするというもの。よくあるOFF-JTスタイルがセミナーである。詳細はOFF-JTの項で見てほしい。

OJTの問題点として上げられるのが、先輩、上司が教えるので、教え方に統一感が無く、教育が個の伝承になってしまうところである。体系的な教育ではないため、どうしても教育者のレベルによって左右される。つまり、OJTとOFF-JTのバランスが大切なのである。