つまり、人の価値観は相対的なものであり、絶対的なものではないということである。常に何かと比べることで、そのものの価値を判断しているのである。
また別の捉え方として、100円のものが、120円になっただけで、非常に高く感じてしまう。これも、過去安かったとインプットされているので、120円が割高に感じてしまうためである。
そして良く考えてみてほしい、一度安売りをしてしまうと、それが市場価格としてインプットされてしまい、2度と定価では買われなくなってしまうのである。安易な安売りは身を滅ぼす典型である。
その為、何かしら「訳あり」として安さに理由をつけて販売することは多々ある。箱潰れ品、返品品、メーカー再生品などあるが、実際は送られて来たものは新品だったりするアレである。
この訳あり商品というのは、今だけ感や、コントラストの原理によって、かなりお得に感じてしまうため、買い物上手な私は賢いと思わせてしまう魔法の売り方なのである。ただし、訳ありを連発すると、それが市場価格になるので注意が必要である。
お願いことなどをする際に、用いるといい結果が生まれるかもしれない。