連載第3回目では、質の高いコンテンツを作るための基本的な考え方です。 コンテンツマーケティングでは、ユーザー満足度=品質が高いとなります。 品質を高めるためのコンテンツの作りを改めて考えて見ます。
第3回 はじめに
こんにちは、空海人(ソラ・カイト)です!
前回の記事から少し時間がたちましたが、連載は忘れていませんのでご安心ください!
もし、前回の記事を読まれていない方は、前回の記事から読んでみてくださいね!
https://damema.net/article/47/
今回のテーマは「質の高いコンテンツ」です。
それでは、早速はじめていきましょう!
コンテンツが作り手目線になっていないか
コンテンツ作りでまず最初に確認しておきたいことは、ユーザー目線かどうかです。
例えば、露骨に商品を宣伝していたり、自分の思想だけを押し付けていたり。
こういうことって、中々気づきにくいものです。
自分が検索をする立場に立ってみてください。
欲しいと思える情報は、ただの商品スペックなのでしょうか。
商品カテゴリなコンテンツの場合、消費者が求めているものは何でしょうか。
それは、使い方であったり、他社との比較であったり、自分の生活スタイルの中でその商品がマッチしているかどうかです。
正直、商品スペックなんかはメーカーサイトを見れば一目瞭然です。
自分が検索する立場と考えてみたら、やっぱり使い勝手などの、使ってみてどうかという、メーカーサイトには無い情報なのはお分かりでしょう。
作り手の気持ちは”知ってもらいたい”ことです。
だけど、コンテンツにおいては、知ってもらいたいこと=価値ある情報とは限りません。
記事が出来たあとに、次のことを振り返るとよいでしょう。
- その記事はユーザー目線か
- 商品などの説明だけではなく、ユーザーが興味を持てる情報かどうか
- 記事を読んだあと満足できる内容か
- もう一度読みたくなる内容か
上記ポイントを振り返ることで、コンテンツの質はぐっと良くなります。
ただの説明ページほど意味がないものはありません。
ユーザー目線の満足いくコンテンツかどうかがとても大切です。
世の中に無いもの=価値があるもの?
これも、良くありがちな間違いですが、世の中に無いコンテンツほど、ついつい作り手目線になってしまいがち。
というのも、どこにも無いので、勝手に「このコンテンツ最高じゃね?」と思ってしまうのです。
自分本位の面白い記事というのは、往々にして誰も満足できないコンテンツになってしまいます。
例えば「どのお酒が燃えるかやってみた。」なんてコンテンツは、たしかに面白いとは思いますが、 お酒を燃やすという行為自体に共感してくれるかは別問題です。
もしかしたら、面白さで一瞬アクセスを稼げるのかもしれませんが、数日も断てばもう誰も検索してこないコンテンツになるかもしれません。
お酒を燃やすという内容のコンテンツは、役に立つとは程遠いからです。
結局、役に立つコンテンツというのが、一番価値のあるコンテンツです。
情報がどんどん作られている世の中、そこに無いコンテンツというのは、何かしらの理由があるのです。
たとえ、世の中で初めてのコンテンツだとしても、面白さよりも役立つかを考えて企画するようにしてください。
そんな役立つコンテンツが、数年もの間、アクセスがあるコンテンツになっていくのです。
釣りタイトルはマイナスに
釣りタイトルって踏んだことありませんか?
私はついついリンクをクリックしてしまいます。
そのコンテンツがタイトルと遜色ないレベルであれば、きっと満足して帰ってくれるでしょう。
だけど、このコンテンツとタイトルのレベルがつりあっていなかったら?
きっとユーザーはすぐに帰ってしまい、ふたたび来ることは無いでしょう。
実は、これSEOの観点からも非常に大切なことなのです。
というのも、直帰率や閲覧時間というSEOで重要視されている要素に関係してくるからです。
ユーザーはサイトへ誘導されるとき、タイトルでしか判断ができません。
魅力的なタイトルだと、興味を持ってもらえクリックしてくれることでしょう。
そして、コンテンツを見ます。
この時「しょぼい」と思われてしまうと、ブラウザの戻るか閉じるかしてしまいます。
これは、そこのページに関わった時間が短いということ。
コンテンツを見る時間が少ないということは、それだけ中身がしょぼいとGoogleにも判断されるのです。
逆に、タイトル以上の内容だったとしましょう。
きっと、滞在時間も延びるし、別の記事も読んでもらえる可能性が高まります。
そうすることで、Googleはサイトに対し評価を下します。
もちろん、滞在時間が長いサイトの方が有益なコンテンツを置いていると判断できるため、 前者と後者では検索順位が変わってくるのです。
このように、タイトルは、コンテンツ内容とのバランスで考えるようにしてください。
そうしないと、ユーザーからも、Googleからも嫌われちゃうんです。
パクリ記事はNG
当たり前だと思いますが、パクリは厳禁です。
特にネットのコンテンツをパクってしまうと、すべての記事をインデックスしているGoogleさんにすぐばれちゃいます。
コピーコンテンツとみなされてしまうと、そのページだけではなくサイト全体の評価としても低くなってしまいます。
でも、内容なんて完全にオリジナルは難しいですよね?
たとえば、用語的なコンテンツがあったとしたら、同じような内容が無いわけが無いのです。
そこで、どうオリジナリティを出すかというのがポイントになります。
例えば、当サイトは「アイドマの法則」を解説したコンテンツがあります。
アイドマの法則なんて、どこにでも転がっている記事です。
しかし「AIDMAの法則」で検索すると、なんと1ページ目に来ています。
このように、どこにでもある内容でも、十分に1ページ目にもってくることができるのです。
コツはオリジナルの見解を入れること。
そして、オリジナルの例題を入れることです。
内容的にかぶったものだったとしても、オリジナリティを入れることで十分上位を狙えるようになります。
このコンテンツは「AIDMAの法則」を合コンという例題で解説しています。
コンテンツの質としても、8000文字程度となかなかの文章量。
つまり、他のコンテンツと伝えたいことは同じでも、見せ方や自分の見解を入れることで、十分にオリジナリティが発揮できるということです。
内容は同じでも、誰もパクリだなんて言わせないレベルにしちゃうのです。
どんな目的のコンテンツにするかをはっきりさせる
コンテンツには様々な目的があります。
よくあるコンテンツとしては次の通り。
- 商品を販売するためのコンテンツ
- 集客のためのコンテンツ
- ブランド価値を高めるためのコンテンツ
- 告知用のコンテンツ
良いコンテンツを作るためには、目的に応じたコンテンツを作らないと意味が無いのです。
例えば、ブランド価値を高めたいコンテンツを作ろうと考えました。
ブランド価値を高めるためのコンテンツなのに「今見てくれた人には40%引き!」なんてのを、 コンテンツに入れてしまうと、ユーザーはどのように思うでしょうか。
きっと、安売りのブランドなんだなと認識されてしまいます。
ここは、商品のこだわりだったりとか、誕生秘話とか、使っている場面などを連想させるようなコンテンツの方が適しています。
逆に売る方のコンテンツでは、価格訴求が一番に来るでしょうし、商品をでかでかと載せたほうが効率が良いのです。
このように、コンテンツは目的がはっきりしておいた方が、のちのち作りやすくなります。
目的も無くコンテンツを作ることは、目的がなくよくわからないコンテンツになる可能性があるのです。
コンテンツ作りはリサーチが大切
ただ闇雲にコンテンツを作ればいいってもんではありません。
そのコンテンツはユーザーに喜ばれるのかをリサーチして書いたほうが効率もあがり、ユーザー満足度も上がります。
ここで、ネット上で一番簡単なリサーチ方法をお伝えします。
それは、Googleで検索することです。
あなたが描けそうなコンテンツのキーワードをそのまま検索してみます。
すると、基本的に上位にあるものがユーザーのニーズなのです。
例えば「メイクアップアーティスト」を調べてみましょう。
検索結果で帰ってくるのは、メイクの方法ではなく、個人名でもなく、メイクアップアーティストの仕事内容だと思います。
つまり、メイクアップアーティストという言葉は「なりたい」と思っている人が多いため、 検索結果では、そういったお仕事関係のが上位に来るのです。
このように、メイクアップアーティスト一覧なんてコンテンツを作ってしまうと、 ユーザーのニーズは満たされないわけです。
あえて、そういったことを狙うパターンもありますが、今回は王道で行きましょう。
コンテンツを作る前に、まずはネットで調べる週間をつけることをおすすめします。
質の高いコンテンツとは(まとめ)
それでは、今回の記事のまとめに入りたいと思います。
- コンテンツはあくまでユーザー目線。作り手目線はNG
- 世の中に無いコンテンツだからといって良いコンテンツとは限らない
- タイトルはコンテンツとのバランスを考えてつける
- パクリは厳禁。内容が似ているのであれば、オリジナリティを付ける
- コンテンツの目的をはっきりさせる
- コンテンツ作りの前のリサーチが読まれるコンテンツ作りの根幹
質の高いコンテンツを作ることこそが、コンテンツマーケティングの一番大切なところです。
中途半端に低質なコンテンツを量産するよりも、どこにも負けないコンテンツを一つの方が、断然価値があるのです。
せっかくの時間を無駄にしないためにも、質を意識しながらコンテンツ作りに挑戦していきましょう!
ではでは、空海人でした!またやーさい!