ロジカルシンキングとは|演繹法と帰納法をマスターして説得力のある会話をしよう

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ロジカルシンキングの基本は気づくこと

前置きが長くなりましたが、やっとロジカルシンキングまでたどり着きました。 このロジカルシンキングというのは、論理思考および論理的思考と呼ばれているものです。

ロジカルシンキングを伝えるだけで、別の記事にできるレベルの情報がありますので、ここでは、簡単に触れておきます。

まず、ロジカルシンキングとは、物事を客観的にとらえ、矛盾なく筋が通るように考える力のことです。 このロジカルシンキングをマスターするために、先ほど紹介した、演繹法と帰納法の考え方をマスターしておいたほうが良いのです。

演繹法および帰納法は、あくまで物事についての結果を導くためのフレームワークであって、ロジカルシンキングそのものではありません。 というのも、ロジカルシンキングについては、気づきが必要だからです。

例えば、毎日の通勤電車が混んでいたとします。毎朝、つらいですよね。 ここで、普通の人は、今日も混んでるなーって思うだけです。でも、ロジカルシンキングを実践している人ならばどうでしょう。

まず、通勤電車が混んでいるという当たり前のことから疑問を持ちます。 何故、混んでいるのか、逆に混まない場合はどんな時なのか。

常識をいったん壊し、そんな当たり前に疑問をもつことからロジカルシンキングは始まるのです。

この例でいくと、電車が混んでいる。混んでいるのは朝。朝は電車が混んでいる。このような思考ができると良いです。 通勤電車のラッシュに巻き込まれたくないあなたは、通勤を早めるか、遅めるかを考えることでしょうし、もしかしたら、その通勤中のビジネスを考えるかもしれません。 混んでいるから、身動きがとれない。身動きが取れないから、密着してしまう。密着するから痴漢に間違われるなど、様々な思考ができるとベストです。

このロジカルシンキング力というのは、本を読めばできるという類のものではありません。 日々訓練を行うことによって、徐々になれていくしかないのです。

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ロジカルシンキングをトレーニングするには

ロジカルシンキングをトレーニングするためには、毎日疑問をもって気づきを得ることが大切です。 疑問を持つから、解決策が生まれるのです。

毎日毎日満足していたら、それこそ思考停止に追い込まれてしまいます。

自分の生活に疑問を持つこと、これが訓練の第一歩です。

そのために、ロジカルシンキングでは、次の二つを口癖にすると良いといわれています。 それは「So What?」と「Why So?」です。

つまり?なぜ?を口癖のように、頭に張り巡らせていくことで、新しい気づきが生まれます。 そして解説するときに、先ほどの演繹法および帰納法を活用するようにしてください。

このように毎日訓練していくと、自然とロジカルシンキングが身についてくるようになります。

このロジカルシンキングが身に付くと、もう話の分からない人とは言われなくなります。

簡単にですが、ロジカルシンキングを身に着けるうえで、普段した方が良いことをまとめました。

何事にも仮説を立てる

例えば、ここのラーメン屋さん、いつもならんでいるなーとか思った時、なぜ人は並ぶのか、もしかしたら、並んでいる人はサクラなのかもしれないなど仮説を立ててください。 出汁がおいしいのかもしれないし、お店に看板娘がいるのかもしれないなど、なぜ?を考えることでイメージ力を鍛えることができます。

何事にも原因を見つける

ロジカルシンキングでは、だいたい5段階ぐらい戻るのが良いとされています。 例えば、こういうことです。

仕事で怒られた→怒られたのはミスをしたせいだ→ミスが起こったのは確認しなかったからだ→確認しなかったのは忙しかったからだ→忙しいのは仕事が多いせいだ

たぶん、はじめると無限ループしちゃうので、5段階ぐらいまでで充分です。 結果、仕事で怒られたのは仕事が多いため、整理整頓ができていなかったからなど、原因を探求していきます。

この探求こそが、ロジカルシンキングを鍛えることになります。

難しい言葉を簡単な言葉に置き換える

難しい言葉というのは、得てして複雑なイメージを抱かせます。 しかし、複雑を紐解いていけば、簡単なもので出来ていることに気づくはずです。 もちろん、人間関係など複雑なものはたくさんありますが、それを、シンプルに考えることで導き出せる答えがあります。

シンプルイズベストではありませんが、物事の本質を見抜くためには、シンプルに考えるのが一番です。

例えば、集客に困っているとしましょう。 集客を集客として捉えると複雑なものですが、集客を噛み砕くと、人が集まることといったシンプルな答えががでてくるはずです。

人が集まるとは、人に興味を持ってもらうこと、興味を持ってもらうためには、気づいてもらうこと。気づいてもらうことは…。

ようは慣れですので、次々に簡単な言葉がでてくるまで続けてください。

ロジカルシンキングで説得力のある会話をしよう!

如何だったでしょうか。ロジカルシンキングをマスターするための、演繹法、帰納法。これで理解できたのではないでしょうか。 ただし、実際に使ってみないことには始まりませんので、例題を元に、毎日考えるようにしていただければと思います。

ロジカルシンキングだけで、それこそたくさんの情報が溢れています。 書籍だったり、ネットだったりと、様々な情報がありますので、教材には困らないと思います。

ロジカルシンキングをマスターすることは、マーケティングにおいて非常に重要なことです。 一度マスターしてしまえば、もちろん、マーケティング以外でも利用することができます。

すべては会話から始まります。ロジカルシンキングはそんな会話力を助ける一つのスキルです。 特にビジネスにおいては抜群の効果を発揮できます。

ただし、恋人や家族に対し、多様してしまうと嫌われます。 あくまで、ビジネスにおいて利用するようにしてください。 人間はロジックじゃありません、感情の生き物なんです。ご注意を!