ネーミングに迷った時は集客ではなく選別で考えると強いメッセージ性が担保できるかも

マーケティング

集客に欠かせないのがネーミング。ターゲットはしっかりと考えていますか?ターゲット無きネーミングはまったく響かないどころか、見向きもされません。なんとなく集客の方ばかりに気がいってしまいがちなネーミングですが、迷ったら集客ではなく選別と考えることから始めましょう。

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なぜネーミングは選別なのか

いきなりですが、次のようなお店のネーミングを見てどう感じますか?

  • おいしいレストラン
  • 厳選された卵のTKG専門店

おいしいレストランのターゲットは誰でしょうか。かなり広いですよね。子供、親子、老夫婦など様々な顧客が対象になってきます。一方、厳選された卵のTKG専門店のターゲットはTKGが好きな人しかいません。

あなたには、どちらの方が心に響きましたか?

殆どの人が、厳選された卵のTKG専門店に心を惹かれたと思います。何がおいしいか分からないレストランよりも、TKGが最高においしそうなお店の方が何となく専門店な感じがしますよね。

これは逆の見方をすると、客を選択していることに繋がります。その他大勢の客よりも、今すぐTKGを食べたくて仕方がない人を選別しているからです。

つまり、ネーミングには来てほしい人と来なくていい人を明確に分ける役割があるのです。

それでは、何故、顧客を明確に分ける必要があるのでしょうか。

顧客を選別すると強いメッセージになる

先ほどのレストランを例にとってみます。

あなたは卵アレルギーです。たしかに、おいしいレストランなのかもしれませんが、メニューが卵をふんだんに使った料理ばかりでした。

あたなはもう二度と行かないか、悪い評価さえも付きかねません。

おいしいレストランと謳っているのに、食べるものさえ無いと紛糾してしまいます。

一方、TKG専門店と書いてあれば、まずその店には行きません。行かないのですから、クレームの対象にもなりませんよね。

これは、顧客に対して明確な意思表示をしていることにも繋がります。

うちは卵しか出さないんだから、卵が嫌いな奴は来るな。

と明確なメッセージを発しているわけです。

このように、ネーミングには、顧客に選んでもらう為の条件を記載しておくと良いでしょう。

顧客を絞り込めば絞り込むほど、来てほしい人にだけ伝わるメッセージ=強いメッセージになるのです。逆に言うと、来てほしくない人を排除することもできるわけです。

つまり、

みんなのものは誰のものでもない

のは当たり前の話ですよね。

参考としてラーメンの例を見てみましょう。

  • 北海道コーンバターラーメン
  • 北海道のとれたてコーンとたっぷりバター3倍濃厚ラーメン

後者の方が、ネーミングキャッチとしては間違いなく強く感じます。コーンバター大好き人間にはたまらないラーメンではないでしょうか。

あっさりが好きな人は完全に無視です。

このように、絞り込めば絞り込むほど、強いメッセージが発信できるわけです。

集客よりも選別を中心に考える

先ほど、みんなのものは誰のものでもないとお伝えしました。これは一見、集客と反対に見えます

集客だけで考えてしまうと、どれだけ多くのお客さんが来てくれたかが大切になりませんか?

一つ忘れてはならないのは、いくら多く集客したからって、それが顧客になるかは別の話です。

顧客とは、商品やサービスを実際に購入し、さらには愛用していただける人達です。いくら集客によって、見てもらう人を集めたとしても、顧客になって貰わなくては意味がありません。

例えば、女性服を扱うお店が、男性客ばかり集めても売上にはそれほど寄与しません。この場合、キャンペーンでタレントさんを呼ぶにしても、男性受けの良いタレントよりも、女性受けをの良いタレントを呼ぶ方が、間違いなく売上に寄与します。

キャスティングミスで売上が上がらなかったなんて話を聞きますが、これは店長やオーナーが自分の好きなタレントさんを呼んでいる悪い例です。

にぎやかしの客は顧客になりません。下手するとアンチになってしまう可能性もあるため、見込客に対し事前に選別を行い、少しでも顧客になる可能性を上げる方が良いのです。

そのためにも、まずは集客よりも選別の考え方が必要なのです。

優れたネーミングは2つの機能を持っている

優れたネーミングは次の2つの機能を持っています。

  • 見込客に何を提供するのか
  • 来てほしい人、来てほしくない人を分ける

この二つを兼ね備えることで、来てほしいお客さんに対して、何を提供するのかが明確になるわけです。来なくていいお客さんはガン無視です。

ある意味、ブランディングにおいては大成功していると言えるでしょう。理想のお客さんに理想の商品を提供できる環境が作れるわけです。まさにネーミング勝ちです。

まとめ

いかがだったでしょうか。

商品名であったり、店舗名、サービス名などを決める時って結構迷いがちですよね。

ついつい大多数に受けるような名前を考えてしまいがちですが、大多数よりも、誰に使ってもらいたいかが大切です。ターゲットを明確にすることで強いメッセージが担保されることになります。

ネーミングは商品の全体を表現しているといっても過言ではありません。このように、ネーミングに迷った時は見込客を選別してみてください。きっと強いメッセージ性を持ったネーミングができるはずです。