SEOでキーワードを探すときには何となくGoogleで検索していませんか?しかし、日本におけるもう一つの大手検索サイトYahooを忘れてはいけません。YahooはGoogleと同じエンジンとはいえ、実際の検索結果は違ってきます。今回は、Yahooで検索することの優位性をご紹介します。
いまだ根強いYahooからの検索
まずは、下記のご覧ください。
2018年5月時点のPCとスマートフォンの重複を除いた「トータルデジタル」でのリーチ(利用率)を人口ベースでみると、Yahoo JAPANが53%(6,656万人)で1位となり、次いでGoogleが53%(6,624万人)、3位はYouTubeの50%(6,288万人)となった。上位3サービスでは人口の半数が毎月利用する規模になっている。4位はLINEで46%、5位はRakutenで40%。
実はYahooは日本で一番利用率が高い検索エンジンなのです。実際のデータがこんな感じ。先ほどのサイトから数字を頂きました。
サービス | リーチ | 利用者数 |
Yahoo Japan | 53% | 6,656万人 |
53% | 6,624万人 | |
YouTube | 50% | 6,288万人 |
LINE | 46% | 5,793万人 |
Rakuten | 40% | 5,023万人 |
この表を見てみると、Yahooの検索はわずかながらGoogleに勝っていることが分かります。
このように、検索エンジンとしてのYahooはまだまだトップレベルのシェアを持っていると言えます。実際にYahooからの検索流入も多く、ニュースを見ながら検索するスタイルは今も根強いと言えます。
YahooとGoogleは検索意図の違いで結果が変わる
YahooがGoogleのエンジンを使ってると言えども、同じキーワードに対して、違う結果が返ってきたことはありませんか?これは、パーソナライズド検索と言われる機能であり、ユーザーの行動や検索履歴に対して、最も親和性のあるものを優先的に表示している機能です。
この機能により、YahooとGoogleで検索意図が変わると、検索結果に対する順位および検索結果が変わってくるのです。
つまり、YahooとGoogleで検索結果が違うのは、ユーザーの検索意図によるものであり、若干ではありますがユーザーが多いYahooの方が検索意図を調べるのに有利になるのです。
それでは、実際に検索してそれぞれの違いを見てみましょう。
Yahoo、Googleそれぞれで「ブログ」を検索してみます。(上位5件)
Yahoo | ||
1 | Ameba(アメーバ) | 芸能人・有名人ブログ | Ameba(アメーバ) | 芸能人・有名人ブログ |
2 | Ameba (アメーバ)|ブログ&ゲーム 1万人以上の芸能人ブログや定番 … | 総合ランキング | Ameba(アメーバ) 芸能人・有名人ブログ |
3 | アメーバブログ(アメブロ)|Amebaで無料ブログを始めよう | 人気ブログ速報 | Ameba(アメーバ) 芸能人・有名人ブログ |
4 | Ayaオフィシャルブログ「Ayanas Life」Powered by Ameba | アメーバブログ(アメブロ)|Amebaで無料ブログを始めよう |
5 | ブログ – Wikipedia | 宝塚を散歩しよう |
Ameba強すぎ・・・ではなく、同じAmebaでも順位に差がでています。宝塚を散歩しようもパーソナライズドされていますね!
もう少しロングテールなキーワードでも調べてみます。今度は「大阪 歯医者」で見てみましょう。
Yahoo | ||
1 | デンターネット 街の歯医者さん 大阪府 歯医者口コミランキング | デンターネット 街の歯医者さん 大阪府 歯医者口コミランキング |
2 | 大阪TTC梅田歯科医院/歯医者/完全個室プライバシー確保/3D診断 | 大阪TTC梅田歯科医院/歯医者/完全個室プライバシー確保/3D診断 |
3 | <予約可>大阪府のおすすめ歯医者【口コミ・評判30,652件】|EPARK歯 | 大阪市で評判が良い!おすすめの歯医者さん10選|歯の教科書 |
4 | 大阪市で評判が良い!おすすめの歯医者さん10選|歯の教科書 | 【梅田クローバー歯科クリニック】大阪駅前第3ビル18階の歯医者です … |
5 | 戸谷歯科クリニック|大阪市北区中津の歯医者(阪急・地下鉄 中津駅・ | 【なんばクローバー歯科医院】大阪の難波駅前の歯医者です<完全予約制 … |
これは思いっきり検索結果が変わってきました。
このように、GoogleとYahooではパーソナライズド検索の機能により、キーワードによっては大幅に検索順位が変わることがあるのです。
Yahooはサジェストの数が多い
キーワードを入れると候補が沢山上がってくるサジェストの結果も、YahooとGoogleで違ってきます。「コンテンツ」と入れて出てくるサジェストを確認してみます。まずはそれぞれのサジェストをご覧ください。
Yahoo検索「コンテンツ」のサジェスト
Google検索「コンテンツ」のサジェスト
サジェストは思いっきり変わっていますよね。これがYahooとGoogleの検索意図の違いが反映されたものです。アニメを探す人はGoogle派、言葉を探す人はYahooなのかな?
そんな感じで検索サジェストも変わってくるのです。
もう一つお気づきかと思いますが、YahooとGoogleでサジェストの数が違いますよね。Yahooは10件、Googleは6件です。その差、実に1.7倍。4個も多くキーワードを連想することができるのです。Googleも場合によっては8件の時もありますが、Yahooは殆ど10件サジェストしてくれます。この差はでかい。
このように、Yahooの方がサジェストは多く表示されやすい傾向があるのです。
Yahooで検索することの優位性まとめ
いかがだったでしょうか。ついついコンテンツ制作者はGoogleで検索してしまうクセがありますが、キーワードの調べ方においては、GoogleよりもYahooの方が使い勝手が良かったりします。
その理由は次の通りでした。
- Yahooはリーチ数がNo1のメディア
- Yahooの検索意図とGoogleの検索意図の違い
- Yahooのキーワードサジェストの方が多く出る傾向がある
もちろん、YahooとGoogle両方を調べるのがベストではありますが、見落としがちなYahoo検索も視野に入れてはいかがでしょうか。
やっぱりニュースサイトと言えばYahooを開いちゃいますもんね。ニュースで気になった単語をそのままYahooで検索をしている人が多いのではないでしょうか。
以上、SEOのキーワードを調べる時はYahoo! Japanもお忘れなきように。