広報の仕事で辛いと感じていること4つとその対処法|広報は理解されない

広報

わりと勘違いされやすい職種なのが広報職。特にあまり大きくない会社にとっては広報職が無い事も多く、どんな仕事か理解されないこともしばしばあります。たしかに、広告と広報を勘違いいしてる会社もあれば、そもそも広報は必要ないと考えている会社なんてのもあります。ここでは、そんな広報のつらいと思う気持ちをピックアップしみたいと思います。

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社内で仕事内容が理解されなくて辛い

冒頭でも書きましたが、日本においては、広報の仕事があまり理解されていないのではないかと思います。一般的に理解されていないのはもとより、会社の人にすら理解されていないこともしばしば。

なぜ理解しにくいかと言えば、広報の仕事は効果が分かりにくい事が上げられます。広告などと違って、すぐに効果が出るものではありません。

特に昨今のWEB広告になると、レスポンスが早く、費用対効果も測りやすいのですが、広報になると、費用対効果の面では測定が不能な場合も多く、いらない仕事と思われがちです。

そうして、広報の仕事は売上に直結していないと判断され、さらには見えにくい仕事のため、どんどん状況を悪化させていきます。

また、広報の仕事によっては社内報などを発行している会社もありますが、他の社員にとってみたら学級新聞のようなイメージがあり、遊んでいるように見られることも…。

社内理解はそれだけでセミナーが出来るほど広報の人たちが悩んでいる課題でもあります。そんな時はどのように対処すると良いのでしょうか。

身近な人に理解してもらうまで説明する

理解をしてもらうまで何度も広報の必要性を説いて下さい。この時、専門的な言葉を使わずできるだけ理解されるように話をしてください。

例えばプレスリリースと一言で言ってもわかりません。まずプレスリリースとは何かを理解させる必要があります。話題性を作るために、社内の情報を書いて送ることがプレスリリースだよとちゃんと説明してあげてください。

また、企業と社会とのコミュニケーションであったり、ステークスホルダーに正しい情報を提供するなんていっても意味が分からない人が多くいます。

広報の一言で株価が変わるなんてことも事例を上げて説明してあげると、重要性が分かってくれる可能性も…。

どちらにしろ、広報はなんたるものぞやを身近な人から理解してもらいましょう。

現場の身近なものをほめて記事にする

褒められてうれしくない人はいません。広報として載せる情報かどうかに関わらず、現場の人と話をしたら、その情報、とっても世の中の為になりそうです。ありがとうございましたと褒める癖をつけましょう。

褒められると広報の仕事を理解していなくても、なんとなく気持ちよくなって、人間関係は良好になります。そのうち、○○部署ではこのような取り組みをしてコストカットできましたなんて記事を書くことで、○○さんはよくこの部署を見てくれていると評価されるようになります。

社内に情報が無くて辛い

広報は企業と社会を繋ぐ仕事が主な役割です。つまり、企業と社会のコミュニケーションを図る事で、企業の存在意義であったり、世の中のイメージをよくしていく活動を行います。

そんな広報の仕事において、定期的にメディアと接触する必要があるわけですが、そもそも公開できるネタが無いとメディアとの接触は難しくなります。

プレスや記者が会社に来たときに、毎回ネタが無いのであれば来なくなってしまいますし、メディアにとっても、面白い情報を提供してくれる先だと思われないと広報としての活動は難しくなってくるわけです。

そのため広報は社内で提供できるネタ集めに奮闘するわけですが、どこの部署に聞いても新しいネタなんて中々出てきません。結局、情報が無いと目に見える広報活動ができないため、広報としてはたくさんの部署と連携して情報を集めたいわけですが、前述の通り、広報の仕事が理解されていないので、協力的に情報提供をしてくれる部署が少ないのです。

このように負のスパイラルに陥っている広報は数多く見かけることができます。この負のスパイラルを抜け出すためには次のように解決してみてはいかがでしょうか。

現場にも必要な情報を理解してもらう

広報で出せる情報は何かありませんかと聞いたところで、返ってくる言葉はいつも、何も無いよばかり。実はこれ、情報が無いわけではなく、現場の人が広報にとってどの情報が重要かが分かっていないだけだったりします。

広報で重要な情報は、新規性、社会性、特異性、興味性、タイミング性、ストーリー性といった情報が必要です。新規性は中々難しいかもしれませんが、タイミング性なんかは比較的どこにでも転がっているものです。

どんな情報が広報にとって必要な情報化を現場レベルで理解してもらうには、何度も足を運び、良い情報をピックアップすることで現場に体験してもらうことが必要です。

話題を自ら作る

話題が無ければ作ればいいじゃないということで、無理やり話題を作ることも広報ではできちゃいます。例えば、メディアに掲載されやすい情報の一つとして、季節性を取り上げましょう。

クリスマスに社員全員がサンタの格好をして子供たちにお菓子を配ったなんてイベントを企画すると、これはかなりメディアに載りやすい情報です。

季節性(タイミング)および社会性を含んでいるからです。

もちろん、社内理解も必要ですが、企画を自らすることで無理やり情報を作るという手もあることを覚えておいて下さい。

プレスリリースが書けないて辛い

プレスリリースは会社の情報をメディアに提供する媒体の事です。独特の書き方があり、基本的にはA4の紙に一枚で各種メディアに送ります。

その中の情報で、メディアが特に取り上げたいと思った情報をメディアが取り上げたり取材に来たりして、記事になっていくのです。

このプレスリリースですが数が必要です。一回プレスリリースしたら必ず取り上げてもらえる保証は無く、様々なネタを考えて出し続ける必要があります。

メディアはその時に旬のネタや話題性のあるネタを取り上げる傾向がありますので、紙面の関係上、載せたくても落選する可能性があるからです。一度で成功する方もいますが、たまたま、何もネタが無い時に送ったから掲載されただけというのも少なくありません。

どちらにしろ、基本は数を出す必要があり、そのネタもあまり被らない方が良いのがプレスリリースです。そうすると、すぐにネタが無くなってしまいます。

先ほどメディアとの定期的な接触の所でもお話しましたが、ネタが無いということプレスリリースも書くことができず、結局はメディアとの接触ができなくなってしまいます。

プレスリリースについても、何個か解決策を見て見ましょう。

話題を分解してプレスリリースを書く

プレスリリースの情報は基本的にA4一枚で情報一つです。情報が二つになると文章も複雑になり、忙しいメディアにインプットされません。

例えば、新商品(スイーツ)の発売をプレスリリースに書いたとしましょう。その情報はどれだけ細かく分解できますか?

季節のフルーツでしょうか、新しい触感なのでしょうか、それとも口当たりでしょうか。様々な情報に分けることができるはずです。

新しい口当たりのスイーツが発売で一枚、季節のフルーツをふんだんに使ったで一枚と、主張を変えて書くことで複数のプレスリリースを書くことができます。面倒くさいとお思いかもしれませんが、プレスリリースの世界はどうやって目に留まるかが大切ですので、そのためには数を出す必要があるのです。切り口を変えることで情報が増やせるのであれば、積極的に切り口を変える方が良いのです。

商品・サービスが出来る前からプレスリリースを出す

何も新商品が発売してからプレスリリースを出す必要はありません。○○を企画中といったレベルでも、それがメディアにとっておいしい情報であれば掲載される可能性があります。

これこそ、現場とのコミュニケーションがとても大切な理由であり、開発秘話や社会問題に対して積極的に行動していることなど、その商品が出来る前から出せる情報はあるはずです。

このように、事前にある程度メディアを暖めておくことで、プレスリリースの数を増やすことができますし、商品が発売するまで何もしていないだろと思われる現象を防ぐことができます。

トラブルの際の窓口になるのが辛い

何かしらのトラブルが発生し、記者発表などになると広報はその矢面に立たされてしまいます。重大な問題であればそれこそ社長や役員が出るイメージがありますが、そのシナリオは広報が作ります。

先ほど、広報は社会とのコミュニケーションを構築する部署だと言いましたが、その通りで、会社がトラブルになった時などは、広報が正しい情報を社会に発表する責任があるわけです。

丸く収まれば問題ありませんが、仮に炎上などしてしまうと、その責任は広報に向けられることもあります。いわゆる広報の仕事の一つである危機管理広報と呼ばれる分野ですが、準備部職の会社も多く、特に一人広報であればあるほど、そのプレッシャーは想像を絶するものでしょう。

事前にFAQを作る

事前にできることは何でもやっておきましょう。例えば、想定されるトラブルおよび回答といったものを出来るだけ早いうちに作るのをおすすめします。

事前に作っておくことで少しは気分が楽になりますし、余計な墓穴を掘らなくてすみます。トラブル対応の窓口であることを忘れずに、事前に各部署にヒアリングしておくことも必要です。何かしらの取材であったり記者会見のときに、その件は○○部署に聞かないと分かりませんでは、社会性信頼を失うだけではなく、記者に面白おかしく書かれてしまうこともありますので、質問に対しては100%答えられるように準備を怠らないようにしましょう。

初動対応のマニュアルを作る

実はほとんどのトラブルは初動対応が神がかると逆に評価されることもあります。いわゆる神対応というやつです。神対応を行うためには、トラブルがあってからすぐに文書であったり、会見を開くなどの規定が盛り込まれており、さらにはレポートラインもしっかり作る必要があります。

トラブルは社長案件だけど、社長がいなくて初動が遅れたなんてことにならないように、社長に連絡が取れなければ部長が許可を出せるとか、部長がいなければ現場で判断しても責任問題ではないなど、そういった初動対応のマニュアルを作ることで、かなり早く事態が収束していきます。これを放置することの方が炎上しますので、初動は必ず先手先手で動けるようにしてきましょう。そのためのマニュアルなのです。

これから広報を目指したい人へ

広報は辛い事が沢山ありますが、それでも続ける理由があります。それは、広報がその会社の窓口であり、社会に貢献していることを実感できるからです。

企業のイメージを作る仕事が広報といっても過言ではないぐらい大切な仕事ですし、世の中の情報の一端を担っていると考えれば、かなりやりがいのある仕事です。

日本においては広報と広告が同じ意味合いで捉えられていることもあり、あまりメジャーな仕事とは言えませんが、広告とはまったく違った広報の世界があります。企画するという面ではマーケティングや企画職と似ているところもありますが、広報の視点は常に社会とのコミュニケーションです。世の中の為になる仕事ですので、是非チャレンジしてみてください。

企画職の辛い事といった記事もありますので、是非みてみてくださいね!

企画職で辛いと感じていることベスト3とその対処法|苦労は報われるのか
企画職って結構苦労も多いんです。 そんな企画職で辛い・苦労していることベスト3とその対応策を紹介しますので、 ストレスをためないためにも実践していきたいものです。 これから企画職を目指す人も辛いを知っておくといいかもしれません。(1)企画職