エイジングフィルターは著名な人には補足されにくいのは何故?
これも、先ほどの信頼性を勝ち取る行為と同じです。
つまりは、Googleから見て、著名な人は、それだけで最初から評価が付いている状態で始まるからです。 まったく無名な人よりも、著名な人の方が、Googleは判断しやすいですよね。
また、実名やプロフィールを載せた方が良いというのも、ここに起因しているのではないかと思います。
自己紹介をし、実名を出している人は、あまり悪質なサイトは運営しないため評価が最初から高いのです。
初めから信頼性が高い=エイジングフィルターに補足されにくいという現象が発生するわけです。
急にエイジングフィルターに補足されるのは何故?
これは、サイトを公開した時に、タイミングよく同じ話題のネタがあまりなかったため、上位に入りやすかった。 またはネタがあったとしても、情報が古く、新しい情報が好きなGoogleは、新しいサイトの情報を上位に表示した。
「この情報は見つかりませんでした」というのを、かなり嫌うGoogleは、何がなんでも検索結果を表示するからです。
そして、時が経ってくるにつれて、Googleは、そのサイトの評価を確定。そこまで高くない評価だったとすると、 急激にランクが落ちることがあり得るのです。
これが、検索上位だったにも関わらず、エイジングフィルターのせいで急にランクが下がったという現象です。
作者はもちろん、自分の記事がクソだなんて思わない人が多いので、エイジングフィルターに補足されたと認識するわけです。
これも、同じように補足されないパターンがあります。 仮で下した評価と、正式の評価がそんなに変わらなかった場合です。
つまり、定期的に質の高い記事をアップすることが、エイジングフィルターに補足されにくくすることに繋がります。
エイジングフィルターに補足されたら放置が正解?
他サイトでは、エイジングフィルターに補足されたら、一旦放置し、別のブログを始めるだとかがおすすめされています。
実際にブログを放置していて、ある程度期間が経ったとたん、PVが急激に伸びたという現象も観測されているからです。
これは正解でもあり、不正解でもあると私は考えます。
エイジングフィルター(信頼性の評価)のパラメーターには、質の高さはもちろんのこと、そのサイトを初めてどのぐらいの期間が経ったかという項目も測定していると思います。
放置するということは、一応、そこにコンテンツがあり続けている状態ですので、サイトの運営としては、運営している状態です。 ある一定の期間が経つことで、信頼性というか、危険性は無いと判断されるのでしょう。
そうすることで、Googleは検索結果として表示するようになります。 この、放置期間はサイトによってまちまちで、3ヵ月だったり1年だったりしているようです。
もちろん、そういった対策もありなのでしょうが、当サイトとしては、質の高い記事の更新を続けることこそ、エイジングフィルターの解除もとい、信頼性の評価に繋がると思います。
もし、記事をアップしててもずっと解除されないのであれば、それはGoogleから見て、あまり質が高くないと思われているということです。この場合は、サイトのネタを変えるか、それこそ別のサイトを運営した方が良いのではないでしょうか。
3ヵ月で100記事はエイジングフィルターを解除するために必要なの?
2017/8/11 のGoogle Hangout にて、John Mueller氏のコメントで次のようなことが言われました。
新規ページ公開後のGoogleの処理はこのように行うそうです。
品質が高く、ユーザーと関連性が高い良いウェブサイトであれば、新しいページの内容がわからなくても、おそらく問題ないはずと判断する。 逆に品質の低いウェブサイトであれば、そのコンテンツは注意深く観測する。
これは、品質にこだわってページ作りをすることが、Googleの信頼性獲得のための近道ということを、示唆している内容ではないでしょうか。
そして、品質の高いページを定期的にアップしていくことで、サイトの信頼度はますます向上し、新しいページでも検索上位に表示してくれるということです。
つまりは、3ヵ月で100記事というのは、もちろん正解に近い回答ですが情報が足りないような気がします。 正解は、3ヶ月で質の高いページを100記事相当ぐらい作ることが必要ということです。
もしくは、一般的な100記事相当の内容を作る必要があります。
この100記事相当の記事ってどんぐらいなの?
3ヶ月で100記事が独り歩きしすぎているような気がしますが、一般的な100記事レベルとはどのぐらいなのでしょうか。
目安としては1記事2000文字程度です。
このぐらいの文字数が無いと、まずは低品質なサイトとして認識しかねません。
1000文字が200記事あつまったとしても、サイトとしての評価が低いままです。
最低2000文字程度の記事を100記事は欲しい所。 もちろん、3000文字、4000文字だと、もっと早く評価が付くと思います。
ただ、闇雲に文字数を増やしても逆にスパムと思われてしまう可能性もありますので、 内容の濃い4000文字程度がいいと思います。
サイトの評価は、Google的にカテゴリ分けされており、記事単位での評価がされているそうです。
例えば、マーケティングの記事が5本、それぞれ1.5ポイント程度の記事だとマーケティングカテゴリ7.5ポイント。 SEOの記事が10記事、それぞれが1ポイントだと10ポイントというような分け方だと思います。
そう考えると、特化サイトにした方が、そのカテゴリに対しては強くなるので、信頼性も比較的早く高くなっていきます。 これが、特化型が良いと言われる所以ではないでしょうか。
結局、PV数を稼ぐために検索上位を狙うにはどうしたらいいの?
最終的に知りたいことはこれに尽きます。
こればかりはGoogleも公言しているように、良い記事をひたすら書けというものです。 それの目安が、3ヵ月で100記事という目安になったんだと思います。
つまり、そのぐらいのコンテンツが無いと、Googleとして評価できないので、検索されても低い評価ですよという事でしょう。 それが、エイジングフィルターの正体であり、Googleが公平にコンテンツを評価するシステムなのです。
どちらにしろ、Googleは必ず努力に対して報いてくれます。
エイジングフィルターという評価システムが解除されないといったことは報告されていません。 期間の長い短いはあるかもしれませんが、必ず作ったコンテンツに関しては正当に評価してくれるのです。
言葉だけの3ヵ月で100記事ではなく、3ヵ月間、質の高いコンテンツを更新し続けることこそが唯一のSEOではないでしょうか。 そして、努力は必ず報われる時が来ますので、諦めずコンテンツを増やしていきたいと思います。
ちなみに、Googleのエイジングフィルター的な動きをファストインデックスとプライマリインデックスの観点から解説した記事もありますので、そちらも参考にしていただければと思います。
https://damema.net/article/35/