住宅ローン審査、どきどきしますよね。 住宅ローンが通らなかった時なんかは、一日ブルーになったり。 何が悪かったのか、特に消費者金融にお金を借りているわけでもないのに…なんてこと無いでしょうか。 住宅ローンが通らなかったのは、あなたのせいではなく物件のせいかもしれません。
銀行はお金を回収できるかしか見ていない
銀行がお金を貸すというのは、信用力とか経済力とか言われていますが、住宅ローンに関しては、その項目はそれほど大切ではありません。
では何を見ているかというと、お金が回収できなくなったときに、貸した分だけは取り返すことができるかということです。
銀行も慈善事業ではありませんので、貸したお金は返してもらわないと運営できません。 そして、銀行にとっては、貸したお金が焦げ付かないようにするというのが、一番の心配事であり唯一の懸念事項です。
逆に言えば、必ず回収できると思わせれば、快くお金を貸してくれるわけです。
住宅ローンが通らない理由は、銀行から見て、お金を貸しても回収できないと思われているためなのです。
何をもって回収できないとするのかを、次の項目で見てみ行きましょう。
抵当権を設定されるのは購入する住宅
住宅ローンを組む際に、必ず設定される銀行の権利があります。それが「抵当権」です。
この抵当権とは、銀行がお金を回収できなくなった際、万が一のため、担保として住宅などの不動産を確保できる権利のことを言います。
簡単に言うと、お金が払えないなら、この家、もらっていいよね？ という権利です。
この抵当権の条件付き住宅ローンの設定にこそ、銀行がお金をかしてくれるカラクリがあるのです。
住宅価格が借りる金額を上回ればお金を貸してくれる
ここで、先ほどの回収できるかどうかの話とリンクしていきます。
つまり、抵当権を設定する住宅に対し、借りる金額が同等かもしくは、住宅の方が高ければ、銀行は気持ちよくお金を貸してくれます。
銀行として、まず見るのは、この住宅の価値です。 非常に単純な計算で、住宅の価格＞貸す価格ならば、何がどう転んでも銀行は損をしませんよね？
この、損をしないという状況を作り出すことが、銀行から融資を受けるための必須条件なのです。
頭金を多く入れるといい理由
頭金は多ければ多いほど良いとされます。
いろんな理由がありますが、例えば、頭金をたくさん貯められるとうことは、それだけ、計画性をもったお金の使い方ができると認識されるので、 お金を貸す方も安心というのがあります。
これは信用力アップにつながります。
実際に、年収1000万円の頭金無しより、年収400万円の頭金1000万円の方が、お金を貸してくれる可能性は高いそうです。 計画性を持っていると判断されるからですね。
でも、先ほどお伝えした通り、実際の所は、頭金を多く入れることにより、住宅価格＞借入金額の構図になりやすいため、銀行はお金を貸しやすいのです。
4000万円の住宅を購入するときに、4000万円借りる場合は、下手したら銀行は損をします。 4000万円で再度買い手が付くとは限らないからです。
それに、買い手がついたとしても、登記代や印紙代など、様々な手数料がかかるため、どちらかというと銀行は損をします。
だけど、4000万の住宅を1000万円頭金を入れて、3000万借りる場合はどうでしょうか。 仮に、支払できなくなって、銀行に住宅を押さえられた場合、銀行は、その住宅を3000万円程度で売るだけで元本が回収できます。
あわよくば、4000万円で売れてしまえば、銀行の利益として1000万円ものお金が利益として帰ってくるのです。
つまり、出来るだけ頭金を入れるということは、銀行にとってのメリットでもあるので、銀行は優遇するのです。
それでは、実際にどんな物件であればローンを組みやすいのかを見てみたいと思います。
