Twitterをサイトへの集客に活用されておりますでしょうか。 Twitterのフォロワーが中々増えないとお困りの方が行き着く先、それは相互フォローです。 もちろん、当サイトもフォロワーを増やすため、相互フォローをさせていただいていますが、 実際に集客を目的とした場合、相互フォローは利用すべきか。その結果を報告します。
結果から言うと当サイトにおいて相互フォローでは集客できない
ツイッターの相互リンク系で集めたユーザーは、結局、お互いが相互リンクしましょうねという烏合の衆でしかありません。 まだ当サイトの公式ツイッター運用は2週間しか経過していませんが、今のところ意味が無いという評価です。
ツイートしたとしても、ツイッターのインプレッション数100に対し、エンゲージメントが1付けばいい方です。
1%もCTRがあると感じるか、1%しかないと見るかは人それぞれですが、ツイッターに気を取られるなら、良い記事を書いた方が良いというのが本音です。
関係ありませんが、当サイトのオーガニック検索でのCTRは、4~6%で推移しております。 こちらのオーガニック検索の表示回数を増やすために力を使った方が、はるかに有意義だと感じます。
ツイッターは基本トレンド系なので、時間が経てばそれこそ、誰も見てくれなくなります。 そういう意味では、トレンドサイト系での集客にはいいのかもしれません。
当サイトのように、ロングテールSEOを目指しているサイトとしては、相互リンクにあまり意味を見出せません。
なぜこの結果になったのか、相互リンク系フォローのダメなところを簡単に分析してみました。
趣味嗜好が違う
当たり前の話ですが、相互リンクを目的として集まっているフォロワーなので、興味がまったく異なります。
例えば、アニメが好きな人、音楽が好きな人、株式投資、サイトの宣伝など、アカウントの特性はまったく違います。 想像してみてください、アニメが好きな人に、株式投資の話をもっていっても、見向きもされませんよね?
男性に女性下着の宣伝を見せても(一部の人を除いて)見向きもされないと思います。
こういった事が、相互フォローでは起きています。 当ツイッターアカウントでの相互フォローで、マーケティング関係、WEB関係は1~2%もあればいい方かもしれません。
つまり、1000人集めたとしても、実質、10人~20人にしか興味を持ってもらえないので、 地道に興味のあるフォロアーを探した方が、意味あるツイートになると思います。
ツイートが多いとすぐに流れてしまう
ツイッターって、フォロアーが何かしらツイートすると、新着ツイートと言うことで画面にたくさん出てきます。
相互フォローということは、例えば、1000人のフォロワーがいるということは、1000人フォローしているということです。
その1000人が、毎朝ツイートするのです。スマホの画面では追い付かないぐらい新着が増えます。 見ていられないですよね。
その中から、あなたは有益な情報を見つけ出すことはできますでしょうか。ほぼほぼ無理な状況です。
結果どうなるかというと、ツイッターの新着情報は見なくなります。自分がほしい情報を検索する方が早いんですもん。 しかも、自分の興味のないツイートばかり。これは苦痛でしかありませんよね。
薄いコミュニケーションしか得られない
ツイッター上では、エンゲージメントと言っていますが、実際のエンゲージとしては薄いものだと感じています。 あくまでツイッター上でのコミュニケーションのため、わざわざツイッターのリンクを踏んでくれる人は少ないと感じました。
流し読みが基本のツイッターで、一瞬面白いと思って、目をとめても、イイネボタンを押すぐらいで終わってしまいます。 というのも、ツイッター自体が「その場」でのコミュニケーションに特化しているメディアですので、 ゆっくり記事を読んでねというオファーには中々反応してくれないのが現状です。
これから、何万とフォロワーを増やした場合は、もしかしたら、興味のある人にかすってくれるのかもしれませんが、 そこまでフォロワーを増やすと、先も述べた通り、情報の海に飲まれてしまいます。
結果、薄い一方通行のコミュニケーションしか維持できなくなり、意味のないものになっていると考えます。
この結果を踏まえたうえで、もう一度、Twitterについておさらいをしてみたいと思います。
Twitterの特性(機能面)
それでは、Twitterの特性をおさらいしていきましょう。 Twitterには、以下のような特性があります。
マルチアカウント
Facebookと違い、一人で複数のIDを持つことができます。 例えば、個人用や仕事用など使い分けることができますので、 友人と同僚で使い分けたり、はたまた、ブランド別のツイートでブランドを発信するなどに使えます。
これは、個人が運営するに当たっては、匿名性も増すため、使い勝手は良いと思います。
ただ難点として、匿名性が高いが故に炎上しやすく、誹謗中傷を書き込みやすいというのもあります。
文字数に制限がある
少し前までは140文字に制限されていました。 既に諸外国では240文字に拡大したそうですが、日本での適用も一部はじまっているそうです。
試しに、140文字を超える文字をツイートしてみましたが、全然問題なくツイートできました。
この文字数制限という枠は、非常に足かせになりそうですが、実際のマーケティング的には制限することで、 ここまで爆発的に広がったという印象です。
というのも、制限があるからこそ、そこに文化が生まれ、省略言葉などが生まれてきたのではないでしょうか。
内容をもう少し伝えたいとなると、別でツイートしなければならないため、そういう意味でもトラフィックを生むことに成功しています。 これが、240文字となると、表現の幅が広がりますが、140文字のままでも良かったような気がします。
リツイート機能がある
人のツイートに対し、リツイートすることで、自分のアカウントのフォロワーに対し発信できる機能です。
この機能があるため、情報が拡散しやすく、面白い内容であれば、それこそ爆発的に増えていきます。 Instagramなどでも、リポストは専用アプリを使えばできますが、通常のアプリでは難しいため、そこまで広がっていません。
いい意味で内容が爆発すると良いですが、悪い意味で爆発することも多いため、リツイートには気をつけなくてはいけません。
Twitterの特性(運用面)
機能面で特徴的なのは上記二つぐらいですので、今度は実際の運用についての特性に触れたいと思います。
ニュースが本当に早い
リアルタイムコミュニケーションを生むツイッターですから、例えば、公式ファンツイッターなどに入っている方は、 その情報の新しさに共感できると思います。
ほぼリアルタイムで世の中の動きを知ることができるメディアだと思います。 地震速報系なんかは、確実にTVより早いですからね。
あれ、今揺れた?みたいなツイートを見かけますが、まさにそれです。
デマ情報が多い
情報として結構なデマがあります。 要は面白ければいいので、何でもアリな状況になっているのではないでしょうか。
デマ情報が多くなる = 匿名性×面白さ×拡散性
まさにツイッターはこの要件を満たしているような気がします。 もちろん、正しい情報もたくさんあるのですが、ウソかホントかは、ユーザーが見極める必要はありそうです。
自分が育てたアカウントがデマ情報により、一気に衰退するなんてこともあり得るのがツイッター。 リツイートする場合でも、気を付けて行いましょう。
過去のデータは遥かかなた
Twitterほど過去のデータを探しにくいものはないかもしれません。 というのも、短いリアルタイムコミュニケーションが中心のツールのため、どうしても、ずっと残るようなものは作りにくい。
過去の書き込みを検索しようとしても、出来るにはできますが、敷居は少し高くなってしまいます。
常に情報を発信できるのであれば問題ありませんが、発信して放置という運営スタイルではまったく役に立ちません。
拡散しやすい
いい意味でも悪い意味でも拡散はしやすいです。
本当に面白いこと、興味のあることをツイッターで表現できたとしたら、かなりの拡散力をもって広がっていきます。 その面白い事を書くのが難しいのですが、上手な人がやれば、確実に拡散します。
問題点として、やはり悪い事の方が拡散しやすいというのは事実。 ツイッターに限らず、どんなメディアであれ、悪い情報というのは、拡散しやすいものです。
通常でそれなのですから、リツイート機能のあるツイッターは、それこそ悪夢な状態なわけです。
Twitterの相互リンクが向いているサイト
最後になりますが、当サイトでは相互リンク系フォロー&フォロワーはあまり意味のないものと現時点では考えています。
ただ、先ほどの特徴なんかを鑑みると、向いているサイトはもちろんあります。 それはまさしくトレンド系を扱う下記のようなニュースサイトではないでしょうか。
- トレンドを追いかけている雑記ブログ
- 芸能人ネタなどを扱うブログ
- 株式やFXなどリアルタイム性が求められるサイト
- 速報系のまとめサイト
もし、自身のWEBサイトが上記のようなニュース系サイトを運営しているようであれば、 間違いなく相互リンクフォローはお勧めできます。
トレンドネタって、趣味・属性はあまり関係なくなりますからね。
そういう意味では、相互リンクフォローも悪いものではなく、まずはあなたのWEBサイトの特性を理解することが、Twitter攻略への近道なのかもしれません。
ちなみに、当サイトのアカウントはこのまま維持します。 もっと面白い結果が分かり次第、また記事にしていきますね!