SEOで検索上位に入らないのは当然|コンテンツの評価は時間が必要

SEO

時間をかけて一生懸命記事を書いたのに全然上位表示されない。どう考えても1位の人よりも内容が充実しているのに、未だに圏外なんてことよくありますよね。

心配ありません。そのうち上がってきます。

そのうちってどのぐらいだよ!

と気になる人が読むと少し楽になれる記事です。

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検索上位なほど記事の評価は時間をかけている

Googleは独自の200以上のアルゴリズムを使い日々コンテンツを評価しています。一日数万ページ出来上がるコンテンツを瞬時に判断するなんていくらGoogleであっても不可能です。

Googleはコンテンツをちゃんと評価するといっても、ドメインパワーが高いサイトの方が上位に上がりやすいのは確かです。

しかし、これは暫定的な評価でしかありません。

相対的に評価の高いサイトが作ったコンテンツは質が高いであろうと暫定的に評価しているだけです。

優良ドメインでも質が伴わなければランクはどんどん下がっていき、しまいには圏外になることもありえるわけです。

もっとも、ドメインパワーが高いサイトが出しているコンテンツは総じて質も高い事が多いため、そのままランキングに入っているパターンが多いような気もしますが、ドメインパワーが低くても、内容がしっかりしたコンテンツであれば、十分上位表示は可能です。

ただし、正式に評価されるためには「時間」が必要なのです。

それでは実際にどのぐらいの時間が必要なのかを考察していきます。

検索上位に表示されているコンテンツの平均年齢は2歳

まずはahrefsの公式サイトから。

上位10位件にランキングされるページの平均年齢は2歳(730日)以上です。そして、1位に表示されているページは、ほぼ3歳ぐらいです。
※訳者註:厳密には950日以上

実際、現在(2017年2月時点)で、トップ10にランクインしているページのうち、1年以内に作成されているものは22%しかありません。

このように、上位10件にランキングされているページの平均年齢は2歳ということは、その記事の評価に2年かかっているわけです。

逆に言うと、約1/5(22%)は新しいページでも上位(10位以内)に表示される可能性があるということです。

このように、ページの正当な評価には相応の時間がかかることが分かります。

当サイトにおいても、コンテンツを作成してから数ヶ月~1年ぐらいから急に各記事のアクセスが増えてくる感触があります。

2019年1月現在、2018年の1月~3月にかけて書いた記事のアクセスが急に伸び始めています。そのぐらいは記事の評価に時間がかかるわけです。

記事を投入してから3ヶ月ぐらいが評価の始まり

記事を投入してから3ヶ月間はGoogleが評価するためのアクセスしかありません。それに加え、ドメインパワーが無い状態だとさらにアクセスは無いため、ゼロが続くなんてことはザラです。

初心者は3ヶ月我慢といった記事をよく見ますが、これはドメインパワーよりもコンテンツ(記事)の評価がまだ定まっていないため、どのような良質な記事であろうとも、上位に表示はされないのではないかと思います。

もし、次のような式が成り立つのであればどうでしょうか。

  • コンテンツの暫定順位 = ドメインパワー(0.7) × 記事の質(0.3)
  • コンテンツの正式順位 = ドメインパワー(0.3) × 記事の質(0.7)

※()はそれぞれの係数です。

つまり、記事を投稿した瞬間は、暫定評価になるため、順位はドメインパワーの力が大きく関係し、記事の評価が決まったぐらいにコンテンツ(記事)の質の方が優遇されるのではないかと。

Googleにはサーバーが二つあります。ファストインデックスサーバーとプライマリインデックスサーバーです。

詳しくはこちらに書いています:エイジングフィルターもグーグルハネムーンも無い!ファストインデックスとプリマリインデックスだけで現象を解説

つまり、暫定処理のサーバーであるファストインデックスサーバーはドメインパワーのスコア係数が高く、プライマリになるとドメインパワーの係数は低くなります。

コンテンツ(記事)の評価になると、その逆になります。

つまり、プライマリサーバーの方が記事の質のスコア係数が高いわけです。

この、ファストインデックスからプライマリインデックスに移行する期間が最低でも3ヶ月かかり、プライマリに移動した後でも、様々な要因によって、評価が変わり、最終確定するのが8ヶ月~1年ぐらいかかるんじゃないかなと推測できます。

ビッグワードほど評価に時間がかかる

よくロングテールで書けと言われますよね。それは検索意図を明確にする理由もありますが、ビッグワードだと評価に時間がかかるからという理由もあります。

ロングテールキーワードであればあるほど、評価するページが少ないのは何となく分かります。1語よりは2語、2語よりは3語といった具合に、ロングテールの発想をすればするほど、パイは小さくなっていきます。

つまり競合が少ないため、評価の確定が早くなるわけです。

10人の順番を付けるのは簡単でも、それが1000人、10000人となると順位を付けるだけで時間がかかるのは当たり前です。

ロングテールの記事が早く検索に上がってくる理由はここにも要因があるのではないでしょうか。記事の評価が早く終わるからとライバルがいないからに他なりません。

そして、ロングテールの評価が終わり次第、今度はビッグワードでの評価もしていきます。ビッグワードの評価は、ユーザーの検索意図によって変わってくるのではないでしょうか。

例えば「ラーメン」といったビッグワードがあるとします。

今までの「ラーメン」の検索結果は「ラーメン」のおいしいお店がランクインしていたとします。しかし、ユーザーが「ラーメン 作り方」ばかりを検索するようになると、きっと「ラーメン」一語のビッグワードで上位に表示されるのは「ラーメン」の作り方になるはずです。

このように、ビッグワードの評価は日々変わってきており、評価に時間がかかるということは当たり前のことなのです。

実際にどのぐらい待てば評価されるの?

これはあくまで憶測でしかないので、確かな情報は分かりません。

もう一度、Ahrefs日本オフィシャルブログから引用させていただきます。

少なくとも私たちの調査結果は、新しく公開されたページの約95%が、1年以内では上位10件に入らないことを示しています。

反対に、上位10件に入る「ラッキーな」ページのほとんどは、公開から約2~6ヶ月で達成します。

これを見ると、非常にラッキーなページでさえ、最低でも2ヶ月は必要であることが分かります。そして、一般的なページであれば評価が確定するまでに最低1年はかかる可能性が示唆されています。

このように、どんなコンテンツであれ、評価されるのは非常に時間がかかります。

めちゃくちゃ頑張って書いた記事がすぐに検索上位にならなくたって焦る必要はありません。大きなサイトであれ、最低でも2ヶ月は評価待ちな状態なのです。

なんだかんだいってコンテンツの質が大切!

どんな技術的なSEOであれ、やはりGoogleの気分次第で結果は変わってきます。

それよりも、絶対的な質を重視してコンテンツを作った方が後々有利になるのは間違いありません。

この記事を読んでいるマニアックな人であれば問題ないと思いますが、SEOとは結局、人の役に立つコンテンツ他なりません。

日々Googleはアルゴリズムをアップデートしています。

Googleの究極の目標は、欲しい時に欲しい情報がすぐ手に入る環境です。そういった意味で、順位付けもどんどん進化していくことでしょう。

どちらにしろ、あなたの記事は必ず報われるはずですので、諦めずコツコツと良質なコンテンツを作るようにしてください。

 

ブログは1年目は修行です。2年目からが本番と言うぐらい我慢の連続です。検索上位になれないからって諦めずにがんばっていきたいものです。