SEOに文字数はやっぱり関係ないかも|長文よりも検索意図を掴むこと

SEO

長文SEOが一時期流行りました。それはバズ部さんの功罪なのかなと考えていますが、実際に自分でもSEOに文字数が関係あるかを実験をしています。その記事においては、やっぱり関係あるという結論になりましたが、別の考察をするようになりました。今回は、その考察を共有していきたいと思います。

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文字数が多くなればなるほど複合ワードが生まれる

当たり前の話ですが、文字数が増えることによって様々な言葉の組み合わせが生まれます。皆さんが興味あるSEO一つにしても、沢山の複合ワードが考えられます。

  • 「SEO 文字数」
  • 「SEO ロングテール」
  • 「SEO 検索順位」
  • 「SEO 圏外」
  • 「SEO メタタグ」

まずSEOだけで検索上位になることはほぼ不可能です。上記の例だけで考えてみても、SEOの後に続く「文字数」と「圏外」ではユーザーの検索意図が違うからです。

SEOをばくっと検索する人は、どちらかというと「SEO」の単語を調べている人が多く、「文字数」で検索している人は、自分のサイトの順位を上げたいと思っている人、「圏外」で検索する人はきっと急に圏外になって困っていて、どうにかならないか焦っている人です。

つまり、SEO一つとっても、ユーザーの検索意図は全く違うものというのが分かると思います。

様々なタイプのユーザーに対応するためにはどうするのか、それは一つの記事でSEOについてあらゆる角度から語る必要がでてきます。

このため、しっかり記事を書くと自動的に文字数が多くなり、かつ複合ワードが多数生まれるようになります。

結局、同じ言葉で文字数を稼いでも意味がないのはこの辺りが関係しているのではないでしょうか。文字数よりも単語を増やした方がSEOには効くのかなと思います。

文字数が多い記事は読まれない

ユーザー意図が完璧に解決できるような記事が書ければ本来であれば長文など必要なく、文字数も長くする必要はありません。

単語を調べるところで有名な「コトバンク」さんなんかは、単語の意味を知りたいといったユーザーが意味を知ることで満足するため、文字数でいうと300文字程度しか書かれていません。無駄にダラダラ書くよりも、一瞬で意味を分かりたいといったユーザーの検索意図を把握しているからでしょう。

SEOとは何かを調べたいだけなのに、ダラダラと10000文字も書いてある記事を読みますか?それであれば「SEOとはGoogleなどの検索エンジンに上位に表示されるための技術」と一言で書いてくれた方が時間の節約にもなります。

このレベルの問題であれば正直タイトルだけで十分なのです。

実際、10000文字の記事は中々読み応えあり、最後まで読む人は殆どいないでしょう。10000文字の後半にユーザーの解決策があったとしても、きっとそのユーザーは別の記事を探すことだと思います。

そうすると、ユーザーにとってその記事は解決にならなかったとGoogleは判断します。よって、その検索ワードに対しては順位を下げる動きをします。

つまり、記事は文字数ではなく検索意図に対してどれだけ早く解決してあげたかという考え方が大切になるのです。

直帰率はそれほど重要視しない

さて、先ほど、ユーザーの問題に対してどれだけ早く解決できるかが大切だとお話しました。この基準で考えると、実は直帰率はそれほど関係ありません。

その記事を見てすべてが満足だったユーザーは直帰します。そこで解決するからです。ここで問題となるのが、何度も何度も同じワードで検索しているユーザーです。

つまり、上位の記事でユーザーは解決できなかったと判断されるわけです。逆に言えばこうです。ユーザーは何かを検索し、大体は1位から順に見ていきます。1位を見たあとに、2位以下をクリックしていない場合は、その1位の記事でユーザーは満足しています。

そのままそのユーザーは2位、3位とどんどんクリックしていったとしましょう。15位の人で検索が止まって、何やら解決した様子。そうすると、15位の人がユーザーを満足させたと推測できます。このような現象が継続して観測されると、Googleは15位の人の順位を上げるなどの行動を行うと予測できます。

逆に言えば直帰率100%の記事であっても、同じキーワードで別の順位を見ていなければその記事は神記事認定されるわけです。

そこはGoogle analyticsでは見れない部分です。ユーザーの行動ですべてが決まることですので、直帰率を気にして内部リンクを張るよりは、ユーザーが100%満足できる記事を考えた方がより生産的ではないでしょうか。

やっぱりSEOに文字数はそれほど関係ない

SEOで一番大切なのは、ユーザーが何を求めているかに尽きます。その検索ワードになったのは何故かを常に考え、ブラッシュアップすることで少ない文字数であろうとも検索上位に上がってくることは可能だと思います。

慣れていないうちは文字数を多めにキーワードを多めにすることで何かしらのキーワードで上位に上がることも大切だと思いますが、真のユーザービリティを考えると、2000文字程度でドンピシャな解決策を書く方が効率は上がり、将来的なサイトの価値も上がると考えます。

最後に、ロングテールはグーグルが判断するものですが、Search Consoleを利用しながら、ユーザーの検索意図を掴む訓練が必要です。

私自身もまだまだですが、これから頑張っていこうと思います。