デジタルの時代突入し広報(PR)の仕事はどんどん変わりつつあります。そんな中、広報(PR)活動におけるマストアイテムとも言えるものがTwitterではないでしょうか。昨今、企業の規模に関わらず公式Twitterアカウントなるものが増え、エンドユーザーとの”ゆるい”お付き合いをしている企業が増えてきました。今回は、そんなTwitterが広報やマーケティングにとって最重要ツールであることをお伝えしていきます。
Twitterは若年層にとっての1次メディアである
1次メディアとは、若者が触れる最初の情報源のことです。昔はテレビや新聞といったいわゆるマスメディアと呼ばれるものが、大半の消費者の1次メディアだったのですが、ネットが普及するにつれマスメディア離れが起きてしまいます。
そんな時代背景の元、10代を中心にTwitterはニュースを受け取るメディアとして定着しており、面白いニュース無いかなとまず見るメディアがTwitterなのです。
つまり、Twitterは10代にとっての1次メディアであり、一番最初に目に触れるメディアとして定着しているのです。
LINEももちろんSNSですが、どちらかというと身内感が強いため、ニュースを検索するといった用途にはあまり使われないようです。
このように、Twitterで情報収集をしている若年層が多いことから、Twitterは企業の情報を発信する場として抑えておかなければならないメディアとなりました。
Twitterは拡散力がある
ご存知の通り、拡散や炎上する現象はTwitterを起点にしている場合が多く、どちらにせよ”拡散力”の面においてはTwitterのポテンシャルは計り知れません。
その理由は簡単で、Twitterにはリツイート機能やフォロー機能があるため、面白いネタがあるとリツイート、そのリツイートを見たフォロワーがさらにリツイートといった連鎖が起きるため、拡散力が高いのです。
InstagramもSNSの仲間ではありますが、Twitterのようにリツイート機能が無いため、拡散力はそこまでありません。
そしてもう一つ、Twitterにはリンク機能があります。つまり、TwitterのつぶやきにURLを埋め込むことでサイトに誘導したり、逆にネタ元のURLを付けて拡散したりと、まさに広がるためのツールとして機能しているのです。
Twitterはリアルタイム性が高い
このリアルタイム性は、特にイベントなどで威力を発揮します。今まさにブームが起きている瞬間をとらえることができるため、感度の高い若年層をけん引する力になります。
例えば、新規店のオープンをPRしたとしましょう。今まさに長蛇の列を伝えることのできるメディアはTwitterしかないのが現状です。
さらには拡散力によって、リツイートがリツイートを呼び、今まさにリアルタイムで流行っていると認識されるのです。
商品PR、サービスPRとして、これほど適したメディアは無いのではないでしょうか。
Twitterはテキストデータである
これもTwitterだからこそです。Instagramは画像情報です。画像情報は検索するのに不向きであり、ハッシュタグといった機能はあるにはあるのですが、基本は画像を見て楽しむSNSです。
一方、Twitterは基本的に文字データです。文字データは検索に優れており、何か調べ物をしてみたり、ユーザーの声を拾うのには最適な情報なのは間違いありません。
しかも、テキストデータだけあって動作も軽いためトレンド分析がしやすく、ソーシャルリスニングをする場所としても最適なメディアとも言えるでしょう
Twitterはゆるい関係を築くことができる
そして、Twitterの一番の魅力は”ゆるい”関係を築けることではないでしょうか。公式といっておきながら、あまり公式感が無いのが良い所でもあり悪い所でもあります。
この”ゆるい”関係は企業のファンを作るのには最適な関係です。
ガチガチな関係よりも、少しフラっとなゆるい関係の方が、親近感が湧くためファンになりやすいのです。
まとめ
いかがだったでしょうか。このように、Twitterは認知に使えるだけではなく、拡散、流行をいち早く届けることのできるメディアなのです。
Twitter無くしてデジタル広報は名乗れないほどに重要なメディアに育ちつつあるのが現状です。もし若年層の商品やサービスを展開していて、まだTwitter公式が無いようであれば、これを機に公式アカウントを開設することをおすすめします。