3iモデルとは、インテグリティ(Integrity)、アイデンティティ(Identity)、イメージ(Image)の3つのiを取ったものです。詳しい説明は他の優良なサイトに任せるとして、マーケティング3.0の「3i」を5分で使えるようにしちゃおうというのがこの記事のテーマです。
歴史やなんかは正直どうでもいい人の為の実践で使えるフレームワークシリーズを展開していければと思います。
マーケティング3.0のフレームワーク「3i」の実例
ブランドの方向性を指し示すときに使うのが主な利用方法になります。何故ならほとんどの場合、すでに出ている概念を当てはめるだけで「3i」は完成してしまうからです。
次の例を見てみましょう。
スターバックスを適当に3iモデルに置き換えたものです。見てわかる通り、どれも既存の概念ですよね。何も難しくありません。
要は自社ブランドのポジショニングと差別化の軸が誠実さを表し、ポジショニングとブランド構成要素(デザインなど)の軸がブランドのアイデンティティになり、差別化とブランドの構成要素がブランドイメージになりますよってだけのもんです。この3つを上手に正三角形になるように育てることがマーケティング3.0では大事だと言っているだけなのです。簡単ですね。
その他、例えばハーゲンダッツなんかはどうでしょうか。
- ブランドは「ハーゲンダッツ」
- ポジショニングは「大人のためのアイスクリーム」
- 差別化は「高級感のあるアイス」
はい、たったこれだけでハーゲンダッツの「3i」が完成してしまいました。
マーケティング3.0のフレームワーク「3i」はいつ使うのか
提案書に盛り込むとかっこよくなりますというのは冗談で、ブランドを定義するときに最初に使うと、後々ぶれにくくなりますよってのが使い方。
「このブランドのポジショニングはザ・サードプレイスだよね」だとか「やっぱ差別化はくつろぎの空間でしょ」と言い合うためにみんなの頭の中にいれておくのがベスト。
例えば、新商品の開発の時に、ブランドイメージを損なわないために差別化の部分はちゃんとできているのを見るために使います。
3iの要素はそれぞれが切っても切り離せない関係なので、一まとめにして概念的に視覚化したものが3iモデルです。
つまり使い道はブランディングの最初のページあたりにこのフレームがあると、プレゼンがしやすくなりますってだけ。あくまで考え方なので、このフレームワークで何かが生まれるわけではありません。
難しく考えないで「3i」を使ってみよう
マーケティング3.0だとかSTPの次が「3i」なんて言われるとすごく難しそうに見えますが、すでにあるポジショニングや差別化要因を書き込むだけのお手軽フレームワークです。ブランドの項目なんてブランド名を書くだけですからね!
なんとなく見た目もかっこいいので、どんどん使っちゃいましょう。みんなにブランドの共通認識を持ってもらいたい場合はすごく便利ですよ!
一度、自社の商品だったりWEBサイトだったりの3iモデルを作ってみてはいかがでしょうか。