アクセスアップのためにFacebookの活用していますか? 友達が多い人であればたしかに集客には繋がりますが、 ボッチや身ばれがNGな人にとっては活用の幅が狭まります。 そこで個人アフィリエイターでもFacebook広告に出稿し元が取れるのかを検証します。
Facebookの広告を使うメリット
Facebookの広告費は、実はそれほど高くありません。
1日1ドル程度からはじめることができますので日本円にして120円程度です。
実際に、120円でどのぐらいのインプレッションがあるかというと、50~60程度です。
つまりは1インプレッション2円弱ぐらいです。
ターゲットを絞れば絞るほど金額は上がってくるのですが、一般的にそのぐらいで回せると思います。
もう一つ、Facebook広告のメリットとして、ターゲットのセグメントがかなり細かく設定できます。
年齢や性別はあたりまえ、一番たすかるのは趣味という項目がある所です。
趣味でセグメントを分けられると、自社の商品やサービスの見込み客を探しやすいのです。
あと、Facebookは基本実名登録ですので、他のSNSと違って変なことができません。
これは広告を張ったとしてもそれほど荒れることは無いということを意味します。
このようにFacebook広告は「安さ」「セグメント切り分け」「炎上しにくい」といったメリットがあります。
このFacebook広告は、個人でも広告を出す意味があるのかというのが今回の検証内容です。
Facebookの広告方法は5種類
Facebookの広告タイプは全部で5種類あります。
まずはそれぞれの広告タイプを見ていきましょう。
投稿の宣伝
これは、ページに投稿した記事を宣伝できます。
使い道としては、キャンペーン告知をFacebook上でおこない、本サイトへの誘導や、 コンテンツの更新をお知らせするためのページを投稿し、実際のコンテンツへの誘導を行うときに用いられます。
Facebookへ投稿したそのものが広告として表示されますので、クリック率は比較的高いものとなります。
そこの投稿から、実際の本サイトへ誘導できるかは、投稿しだいといったところです。
定期広告プランを作成
毎日広告を配信し、Facebookページへ誘導してくれます。
定期広告のメリットとしては、自動的にFacebookのAIによって、ターゲットなどを選定してくれる事ではないでしょうか。
つまり、広告主が何も考えなくても、一番パフォーマンスの良いターゲットに広告を寄せてくれるのです。
これにより、広告の管理といううざったい業務から離れることができ、定額でFacebookに広告を配信できるというメリットがあるわけです。
Facebookページを宣伝
Facebookのページ自体を宣伝するプランです。
投稿ではなく、ページの宣伝になりますので、魅力的な画像、クリックしたくなるプロフィールの設定が不可欠です。
ページに対してフォローされると、今後、記事を投稿したときなど、自動的にフォロワーに表示してくれるため、 販促活動が楽になります。
ただし、ページとしてコンテンツが少ない場合は、効果は薄いため、コンテンツが少ないうちは投稿の宣伝の方が良いと思います。
ウェブサイトへのアクセスを増やそう
Facebookのページではなく、自身が管理しているページに対して誘導してくれる広告プランです。
誘導先はかなり自由に設定できるので、Facebookページではなく、サイト自体に誘導したい場合は最適なプランです。
どちらかというと、Googleのリスティング広告に近いものです。
ただし、画像や動画が付けられたりと、ついクリックしたくなる工夫ができます。
動画広告など、クリック率が高いので、サイトへの誘導がメインであるのであれば、このプランがオススメです。
カスタマーリストを増やそう
これは、Facebookのユーザーを、自社の顧客リストにするためのプランです。
特にECサイトなどを運営している場合に、顧客名簿として扱うことができます。
一応、オーディエンスフィルターをかけて募集できますので、闇雲にカスタマーリストを求めるよりは集まる可能性が高いです。
ECサイトを運営しているのであれば、一番おすすめできるプランとなります。
ざーっと紹介しましたが、以上がFacebookの広告プランとなります。
今回の検証ですが、個人のサイトですので、定期とカスタマーリストは論外。
ページを宣伝するには、Facebookのコンテンツが弱すぎる。
ウェブサイトへのアクセス数を増やすためには、動画とかが無い。
このような消去法でやっていくと、自動的に「投稿の宣伝」になりましたので「投稿の宣伝」の費用対効果を検証したいと思います。
Facebookの投稿への広告の出稿方法
Facebookの投稿に対する広告への出稿は非常に簡単です。
記事の一覧の右下に、投稿の広告を出すというボタンを押すだけです。
そして、次のような画面がでてきたら、オーディエンスなどをちょちょいと変更します。
投稿の広告を出す画面
最後まで入力が終わったら、投稿の広告を出す画面の右下にある「宣伝」ボタンをおすだけで出稿できます。
あとは、広告が承認されるまで待ち、承認されたら決めたオーディエンスに対して順次広告が配信されていきます。
そして結果を待つばかり・・・。
Facebook広告の費用対効果
それでは、お待ちかねの費用対効果についてです。
出稿した記事はマツダCX-8の記事となります。
このマツダCX-8というのが、Google AdWordsとの費用対効果が検証しやすかっため選びました。
https://damema.net/article/63/
まずはデータを見てもらったほうが早いと思いますので、キャプチャ画像を見てみましょう。
成果を確認
どんなもんでしょう?
思ったよりも良かった?悪かった?
これ、ドルなのでイメージが付きにくいですが、今の為替が1ドル112円だとして、2ドル使っていますので、224円で17クリックということになります。
224円÷17クリックを計算してみると、1クリックあたり13.17円という計算になります。
これ、GoogleのAdWordsと比べると、異常に安いです。
CX-8という検索キーワードに対して、リスティングを行うと、今のところ1クリック45円ぐらいは取られます。
そう考えると、1クリック13円なFacebook広告は3.46倍もお得ということになります。
Facebook広告がお得といわれる所以をあらためて実感しました。
ただ、この金額はあくまで企業での広告と考えた場合の”安い”です。
はたして個人のページに対しての1クリック13円はどうなのでしょうか。
Facebook広告は個人でも行う価値はあるのか
正直、個人サイトのアクセスアップを目的としたFacebook広告の価値は微妙と言わざるを得ません。
というのも、1クリック13円が果たして13円以上の価値を生むのかという所に繋がります。
1PVで13円稼ごうと思うと、こなれたアフィリエイターさんでも無理な金額じゃないでしょうか。
100万PVをFacebookから誘導したとすると、1300万もかかってしまいます。
これ、絶対に稼げない金額ですよね。笑
何か物を売ったりするような、ECサイトであれば、十分に元が取れるのでしょうが、 アフィリエイトを目的としたサイトに対してのFacebook広告は元が取れるとは思えないという結論です。
それならば、必死こいてコンテンツマーケティングをがんばったほうが良いと思います。
ただ、企業であれば十分に安い広告費というのがよく分かりました。
この結果を受けて、広告を出すか出さないかはおまかせしますが、個人でやるもんじゃないよねというのが実感です。
アクセスアップは自前でがんばろうと思えた瞬間でした。